ベトナム転職における面接対策:事前準備から当日まで

ベトナム転職や海外転職を成功するにあたり、必要となってくるのが面接対策ではないでしょうか。

ピカピカな履歴書を書いたとしても、面接で良い印象を持ってもらえなかったり、海外で働ける人材としてみなさなければ採用を見送られる事もあります。

今回の記事では、ベトナム転職を成功させる上で必ず通る面接対策について説明していきたいと思います。

\この記事に向いている方/
ベトナム転職を行っており面接対策をしている、またはする予定がある方。

ベトナム転職における面接対策|事前リサーチ

まずは準備・事前リサーチについてです。

これは日本でも同じですが、まずはその会社について調べますよね。ベトナム転職における面接対策でも同様です。

事前リサーチを行うことで、その後に控える面接準備や実際の面接を自信を持って望むことができます。以下で具体的なリサーチ内容について見ていきましょう。

企業リサーチ

始めに企業そのものについて調べましょう。

ウェブサイト、報道、SNSなどを駆使して企業のビジョン、ミッション、最新のプロジェクトなどを徹底的にリサーチします。過去の社員のインタビューや評判を確認し、企業文化や働きやすさについての情報も取得します。

そして自分自身が企業に対してなぜ応募するか、その企業でのポジションにどのように貢献できるかを具体的に考えましょう。

業界動向の把握

また、面接官が把握している可能性のある業界の動向や課題にも理解を深めておくと良いでしょう。

面接の日までに、業界の最新動向やトレンドを理解するための記事やレポートを読み込みます。

企業がどのようにこれらの動向に対応しているか、それに関連する自分のスキルや経験を考えます。

面接官の背景確認

もし面接までに面接官のプロフィールがわかるようであれば、役職についてリサーチし、彼らのバックグラウンドや専門性を把握します。

これにより、面接での会話をより効果的に進める材料となります。

例えばマーケティング担当であればブランディング系の事と、ファイナンス系であれば数字に即した経験談を。支店長や経営層であれば細かいことは話さず概念的や組織系の話をするなどです。

ベトナムでのビジネスマナーと文化理解

ベトナムのビジネス環境や文化に精通することは、成功の鍵です。基本的なマナーを身につけるだけでなく、ビジネスの場での言葉遣いやコミュニケーションのスタイルにも留意しましょう。

当たり前ではありますが、日本と海外とではビジネスマナーや文化に違いがあります。

例えば、ベトナムでは控えめな表現が好まれることがあります。自分の強みや経験を表現する際にも、相手の文化に合わせた表現を心掛けましょう。さらに、企業の文化や価値観にも深く理解を示すことが、ベトナムでの成功への道を開く一環です。

単純に企業分析だけでなく、ベトナムという国への理解も深めることで事前リサーチに広がりをもたせることができるでしょう。

ベトナム転職における面接対策|準備・対策

次に、面接に挑むにあたって必要となる準備や対策について紹介していきたいと思います。

言語に関して

ベトナムではベトナム語が話されていますが、一般的には英語を使ったコミュニケーション・または日系企業であれば日本語を話せるスタッフもいることがほとんどです。

ですので、ベトナム語を練習するというよりはしっかりとした日本語での受け答え、加えて英語でのコミュニケーションができる事が望ましいでしょう。

ベトナム語を話せないと面接では不利になるなんてことは無いので安心してください。

例えばベトナム人の人とのコミュニケーションにおいて、始めの挨拶などの自己紹介で基本的なベトナム語のフレーズを披露することで相手への印象は上がる事は間違いないので、覚えておいて損はありませんが。それも一つの多文化への理解や勉強の一つですので。

典型的な質問への準備

典型的な質問への的確な回答を用意することは、海外転職に限らず必要となる準備ですね。

自己紹介や強み、弱みについての質問に備え、過去のプロジェクトでの経験やそれによる成果、学び取った教訓を具体的に挙げて説明することで、面接官に自身のポテンシャルをアピールできます。

その際、経験や成果だけでなく、それがどのようにして企業の成長に寄与したかにも焦点を当てましょう。

また、自分が企業に貢献する姿勢や具体的なアイディアも合わせて提示することで、積極的な印象を与えることができます。

ベトナムでの面接に限らず海外転職における特有の質問事項の一つに異文化への理解や海外の人たちとの仕事経験はほぼ必ず聞かれます。

質問の背景として「文化的背景が全く異なる人達と一緒に働けるか?」という意味が込められています

その経験があれば良いですが、無くても海外旅行をしたときの話や、日本人でも全く意見が合わなかった方と最終的には一つのゴールに向かって協調性を持ってプロジェクトを進めた経験などでカバーできるでしょう。

コミュニケーションスキルのアピール

コミュニケーションスキルは、表情や態度にも表れます。積極的でありながらも相手の発言に敬意を払い、明るく印象的なコミュニケーションを心がけましょう。

また、具体的な事例を挙げながらコミュニケーションの中で問題解決能力や協調性をアピールできるようにしましょう。

例えば、他部署間でのプロジェクトでのチーム協力やクライアントとの円滑なコミュニケーションの成功体験を具体的に語ることで、抽象的なスキルだけでなく、実践的な実績もアピールすることができます。

ベトナムに限らず海外と日本とでは文化的背景が異なるため、会話でのコミュニケーションが重要視されます。

その上で、自分本位で主張するのではなく相手への理解をした上で議論を心がけているなどを伝えると、海外でも通用するコミュニケーションができると思ってもらえるでしょう。

面接のロープレ

質問への回答準備をしても、実際に話してみないと準備としては50点です。

ぜひ面接のロープレをしてみてください。日本語だけでなく、英語でもできるとベストです。

友達にお願いするのも恥ずかしいですしそもそも英語が堪能な友人も多くはないかと思うので、転職エージェントにお願いするなどするのも一つの手です。

ベトナムの転職エージェントであれば英語が話せる人がほとんどなので、仕事を紹介してもらうだけでなく英語面接のロープレをお願いしてみましょう。

*英語の面接があるかどうは会社次第です。日本の会社であれば日本語だけで済む可能性もあります。

事業の想像

面接を受ける会社がなぜベトナムに進出しているのか、そういった事も考えられるとベストです。

経営的な側面になってしましますが、グループや企業としてどのような目的を持ってベトナムに進出しているのか、そしてその中で自分が応募しているポジションはどういう位置づけ(利益を追求する、コストを削減する、オペレーションをスムーズにする)なのかを考えられると全体感を掴めますし、支店長クラスと方と会話をしていても「この子は分かっているな」と思われます。

逆にわからない場合は面接最後の質問などで聞いてみるのも良いでしょう。

ベトナム転職における面接対策|実践

事前リサーチや準備を一通りやっていればあとは自信を持って面接に望むだけです。

服装について

オンラインでの面接の場合、ベトナム企業であれば特にスーツである必要なそこまでないです。シャツにジャケットまたはYシャツで十分でしょう。

ネクタイをする必要は無いですし、The日系サラリーマンだなと思われてしまいます。
*悪いことではないですが、、まあ必要ないかなと思います。

スタンスについて

面接前にリラックスし、自分の強みや達成感にフォーカスします。面接官との対話をポジティブかつ自然なものにするために、リラックスした状態で臨みましょう。

また、海外で働く人達は自分の仕事に誇りを持っています。「この会社に私が入社したら必ず良い成果を上げることができる」と思って面接に臨みましょう。

企業としても解雇というカードがあるので本当に必要な人材しか取りません。ですので自信がある方が面接官としても頼りたくなるのです。

逆にスキルがあってもしっかりとアピールできないと海外転職においては不利に働いていまうでしょう。

そういった事も含めてコミュニケーションは重要ですし、準備の段階でロープレをしてもらって第三者に見てもらうことをおすすめします。

面接後のフォローアップ

面接後のフォローアップはできる場合とできない場合があります。

フォローアップは印象を深めるための重要なステップです。感謝の意を示すだけでなく、面接で話しきれなかったことや改めて伝えたいポイントをメールで明記しましょう。

ここで、自身が面接官に残したい印象や自分の強みを再度アピールできるチャンスとなります。

また、面接で話題になった特定のプロジェクトや課題に対して、メールでのやりとりを通じて追加の情報や提案を行うことで、積極的な姿勢を印象づけることができます。

この段階での工夫が、最終的な採用の決定に影響を与えることがあります。

ベトナム転職における面接対策|まとめ

いかがだったでしょうか。

ベトナム転職における面接の準備について紹介してみました。

面接ってどうしても緊張しますよね。ただ、事前リサーチと準備をしっかりと行えば自ずと自信はついてきます。

ロープレを行うことも忘れずに。転職エージェントにロープレの相手をしてもらうと良いでしょう。

みなさんの転職がうまくいく事を願っています。

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