シンガポールは、充実したリゾート地や航路の豊富さから、世界中より観光客を集めています。そして、そんなアジアの国には、熱帯の雨にも負けない、エキゾチックな魅力が詰まっています。
本記事では、シンガポールで雨が降っても存分に楽しめる、屋内観光スポットやアクティビティをご紹介します。天気を気にせずに、シンガポールの多彩な文化、歴史、そしてエンターテイメントを満喫しましょう。
目次
豊かな自然に触れる
シンガポールの「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」は、雨の日に訪れるべき最適な観光地です。ここでは、屋内の自然と芸術が融合した空間で、雨を気にせずに緑豊かな世界を楽しむことができます。
館内には、自然愛好家だけでなく、写真愛好家や家族連れにとっても魅力的な2つのドームが並びます。
1つは「フラワードーム」で、世界最大級のガラス温室であるこのドームは、地中海やオーストラリア、南アメリカ、南アフリカの植物を含む、世界中の乾燥した気候の植物を展示しています。また、春にはチューリップの祭典があり、冬にはクリスマスの装飾でといったように、季節ごとに異なるテーマで飾られています。そのため、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
もう1つは「クラウドフォレスト」で、熱帯地方の高地の自然を再現しており、世界最高の屋内滝がその中心にあります。訪問者はミストに包まれた歩道を通って、さまざまな高度で成長する希少な植物と出会うことが可能です。
さらに、エコシステムのバランスや、環境に関する教育的な展示もあり、自然の大切さを学ぶことができるでしょう。
世界最大の屋内滝に感動
シンガポールの国際的な空港「ジュエル・チャンギ空港」は、単なるトランジットポイントを超えて、シンガポールの観光名所として空港利用客や地元住民にも親しまれています。
特に、中心に位置する「HSBCレイン・ボルテックス」は、高さ40メートルを誇る世界最大の屋内滝として観光客を魅了しています。滝から放出される水のしぶきが空中に舞い上がり、自然光と反射して幻想的な光景を楽しむことが可能です。
また、空港内では高級ブランド店から、地元ブランドのお店まで、ショッピングを楽しむ場が広がっています。さらに、地元料理から国際料理まで幅広いグルメを味わえる飲食店も多数存在します。
加えて、アトラクションも豊富に用意されています。「キャノピーパーク」や「ミラーメイズ」、「スカイネット」など、子供から大人まで楽しめるコンテンツを提供。中でも「キャノピーブリッジ」は、空港内の景色を一望できる高さの歩道で、訪問者に空中散歩のスリルを味わわせてくれます。
アイコニックな飲食を堪能
シンガポールを代表する歴史的ランドマーク「ラッフルズホテル」は、1887年の開業以来、その豪華なコロニアルスタイルの建築と、上質なサービスで知られており、雨の日のシンガポールにおける優雅な避難所となり得ます。
また、ホテル内では、世界的に有名なロングバーを堪能することが可能。ここはシンガポールスリングの発祥の地とされており、そのオリジナルカクテルを今でも楽しむことができます。バーの内装は、東洋と西洋が混ざり合った独特の雰囲気を持ち、広々とした天井とファンが特徴的で、訪れる人々にくつろぎの時間を提供しています。
さらに、「ラッフルズホテル」には、歴史を感じさせるダイニング施設も豊富にあります。高級なフランス料理から伝統的なシンガポール料理まで、幅広い料理に舌鼓を打つこと間違い無いでしょう。
加えて、一流の宿泊施設を提供しており、その客室やスイートはクラシックな魅力と現代的な快適さを兼ね備えています。そのため、宿泊客はプライベートなバルコニーや広々としたバスルーム、細部にまでこだわった装飾を楽しむことができます。
もしも雨天で外出できない場合には、豪華絢爛の客室内のテレビでスポーツ観戦や、ブックメーカーでベッティングするような贅沢な時間を味わってみても良いでしょう。特に、シンガポールはサッカー熱が非常に高く、国内にはシンガポールプレミアリーグも存在します。そのため、ブックメーカー サッカーで、現地のスポーツの熱を体感することをおすすめします。
歴史と文化を探求
シンガポールの雨の日は、歴史と文化の探求をするチャンスです。
たとえば、「シンガポール国立博物館」ではシンガポールのアイデンティティと文化遺産を深く掘り下げる展示を楽しむことができます。シンガポールの歴史における重要な時代を追体験できる「シンガポール・ヒストリー・ギャラリー」では、多様な民族の到来から近代化の波、独立への道のりまでを公開。
また、一年を通じて開催される様々な特別展示では、国際的な芸術作品から地元アーティストの作品まで、幅広い展示が観覧者を待っています。加えて、この博物館はその美しいネオクラシカル様式な建築も見どころの一つで、博物館としてだけでなく、建築愛好家にとっても重要なスポットです。
さらに、アジア全域の文明の交流と進化を示す展示が特徴の「アジア文明博物館」にも訪れてみましょう。こちらでは、中国、南アジア、西アジアの文化的遺産に焦点を当て、貴重な遺物や美術品を通じて、アジアの多様な文化がどのように交差し、影響し合ってきたかを学ぶことができます。また、教育プログラムやギャラリートークなど、より深い理解を促すための活動も積極的に行われています。
他にも、シンガポールが第二次世界大戦中に経験したことを記録した、歴史的スポット「バトルボックス」も外せません。地下の軍事施設として使用されていたこの場所では、戦時中の戦略や生活がどのようであったかを体験することができます。
そして、当時の状況を再現した展示や、当時の人々の生の声を伝えるオーディオガイドを通じて、訪問者はその時代にタイムスリップしたかのような感覚を味わうことが可能です。
子どもと一緒に学ぶサイエンススポット
シンガポールの「サイエンスセンター」は、科学の面白さと教育を融合させた、家族連れにも人気の観光スポットです。雨の日に訪れるのに最適なこの施設は、1,000以上のインタラクティブな展示物を通じて、自然科学、テクノロジー、天文学、生物学など、さまざまな科学的知識を楽しく学ぶことができます。
センター内のハイライトの1つは、巨大なオムニマックスシアターです。ここでは、科学や自然のドキュメンタリーが巨大なドーム型スクリーンで上映され、まるで現場にいるかのような体験を提供しています。
また、「キッズSTOP」と呼ばれる子ども専用のゾーンでは、幼児から小学生までが科学に親しみながら遊びを通じて学べるように設計されています。
他にも、「サイエンスセンター」では、定期的にテーマを変えた特別展示やワークショップを開催。最新の科学的進歩や研究についても学べる機会を提供しています。
シンガポール土産を探索
シンガポールで雨の日にショッピングを楽しむなら、「オーチャードロード」と「マリーナベイサンズ」が特におすすめです。
「オーチャードロード」は、シンガポールの中心に位置するショッピング街。世界の一流ブランドが立ち並ぶブティックや地元デザイナーのお店、広大なショッピングモールなどが連なり、屋根付きの歩道で雨に濡れることなくショッピングを楽しめます。
一方で「マリーナベイサンズ」のショッピングモールは、ラグジュアリーブランドの店舗が軒を連ね、洗練されたショッピング体験を提供しています。
雨天でも屋内で快適に過ごせるだけでなく、ショッピングの合間には、絶景のスカイパークやカジノ、様々なエンターテインメントを堪能することが可能です。また、これらの地区はシンガポールのモダンな魅力を象徴するスポットであり、雨の日でも充実したショッピング体験を約束してくれるでしょう。
まとめ
シンガポールの楽しみは、雨が降っても尽きることがありません。
本記事で紹介したように、歴史ある博物館の探訪、世界クラスのショッピングモールでのお買い物、息をのむような屋内ガーデンの散策など、雨の日にしか味わえない魅力がたくさんあります。
そのため、シンガポールはまさに全天候型の観光地であり、雨の日はむしろ、新たな発見と楽しさを運んでくれるでしょう。雨の中でシンガポールを訪れた際には、ぜひこれらのアクティビティを体験して、雨の日ならではの思い出を作ってみてください。