海外勤務をする上で必要なことやスキルは何でしょうか?
言語?専門性?
筆者は27歳になる年にシンガポールで海外勤務を始めました。
その時の経験を交えながら、今回は海外勤務をしてみたいけど具体的にどのようにすればよい、どんなスキルを持っていたら良いんだろうという方向けに10個紹介していきたいと思います。
情報収集の一役に立てれば幸いです。
目次
海外勤務を実現させる為に必要なこととは

海外勤務をできるようになるために必要な事と一口に言ってもいくつかのジャンルに分けられます。
・スキル
・メンタル
・その他
今回の記事ではこの3つのカテゴリから紹介していきます。
海外勤務を実現する為に必要なこと10選|スキル編

まず始めに紹介するのはスキルについてです。
語学力の習得
なんと言っても海外なのですから現地の語学力は必要になってきます。
英語はもちろんのこと、地域によっては中国語、スペイン語、など必要な言語は異なってきます。
英語以外の国であっても日系の企業なんかは英語で話すという企業もありますが。
また、台湾やタイなどでは通訳が打ち合わせに同席するため現地言語(中国語、タイ語)が話せなくとも良く、専門性があれば良いというケースもありますが、最低限話せるようになっておくことが望ましいでしょう。
中国語やスペイン語が自信が無くとも英語で通じる場合もあります。
では、どのくらい上達すればよいのか?という質問については職務によってくるため一概には言えませんが、、
専門性の習得
専門性も大事な要素です。その理由は採用の仕方にあります。
日本と異なり、海外の仕事はJob型モデル、つまり予め自分がどういう仕事をするのか決まっているケースがほとんどです。
日本の総合職はなんでもやる一方でJob型モデルは既に決まっています。
ですので、薄くいろんな事をやってきました、というよりも僕・私は〇〇のスキルを持っています。という方が企業側からしても採用をしやすいのです。
例えば筆者の専門はデジタルマーケティングです。
広告代理店でデジタルマーケティングのプランニングをしていました。という経歴ならメディアプランナーやアカウントマネジメントなど海外のよくあるポジションに応募できるわけです。
筆者の場合はこの専門性が一番役に立ちました。
誰とでも仲良くなる能力
先程の英語で“話せる”の親戚ではあるのですが、この能力も必要なスキルです。
世間一般ではコミュニケーション能力として使われている場合も多いですが、もう少し噛み砕きました。
外国人は日本人の常識が通用しません。
日本人よりも外国人の方が話が合って話しやすいという方もいらっしゃるかと思いますが、ビジネスをする中では少し違ったりします。
日本もそうかもしれませんが、この人苦手、この人嫌みたいな事が起きる可能性もあります。
また、海外の会社での関係は淡白なので食事会もあまりありませんし2次会はほぼ無いです。週末に会うなんてことは会社のイベント以外ではほとんどないです。
なので仕事場だけが唯一コミュニケーションを取る場なのですが、そこでいざこざが起きるとよくありません。
かつ自分は外国人なのでマイノリティです。
外国語が流暢に話せる以上に、誰とでも仲良くなる能力(ルフィみたいですね)は海外において強い武器になります。
マネジメント能力
これはポジションにもよりますが、マネージャーでなくてもプロジェクトリーダーになってローカルのスタッフと仕事をする機会はあるかと思います。
例えばお客さんが日本人で自分が営業担当、そしてローカルスタッフに指示するような場合です。
自分だけで完結する仕事はそう多くはありません。
少なからず自社のローカルスタッフと一緒に仕事をする、なにか作業を頼み監督する場面が出てくることが多いです。
そのようなときにプロジェクトをマネジメントする能力は日本以上に求められるでしょう。
外国人の仕事の進め方は日本人の進め方とは異なることもありますし、アウトプットのレベルも自分が期待しているレベルに達していないかもしれません。
そのようなときにどうやって改善していくか、が求められます。
海外勤務を実現する為に必要なこと10選|メンタル編

それでは次にメンタル部分について紹介していきます。
行動力
行動力は海外勤務をする上で大切な事の一つでしょう。例えば海外で働きたいと思ったときにすぐ行動できる事もそうですし、迷ったときに怖いけど前に進むというような決断もそうです。
今この記事を見ている読者の方はおそらく海外で働きたいけどまだ迷っている方・情報収集している方かと思います。
情報収集はほどほどに、転職エージェントに数社登録して仕事を探してみる行動をしてみましょう。一気に解像度が高くなるはずです。
海外で生活する図太さ
こちらは海外に住んでから必要になるスキルというか心持ちなのですが、図太さが大事になってきます。
海外の生活や仕事は自分が予想していないことの連続です。
また、国民性によっては個人プレーに走っておりあなたの事を考えずに仕事をする同僚もいるかも知れません。
そういうときに日本人の国民性として譲ったり自分の意見を抑えたりするとストレスを感じますし、肩身狭く生きることになります。
人の目を気にしない、ちょっとの事ではどうようしない、自分の言いたいことは言うくらいのほうが海外で生活していくにはちょうどいいですよ。
ちなみに、図太さだったり図々しいの反対にあるのがセンシティブや繊細という感じです。
ポジティブであること
先程の図太さと意味合いとしては同じなのですが、ポジティブであることも非常に重要な点です。
例えば海外では解雇が行われることがあります。一見マイナスな事かもしれませんが悲観的にならずに新しい仕事ができるチャンスだと思ったり、解雇は流石に大きなイベントだとしても原理は同じです。
ある出来事に対してマイナスに捉えずにポジティブに物事を考えられる人が海外では長く・そして楽しく生活することができます。
しばしば、レストランで日本人のおじさん駐在員のテーブルと隣になることがあるのですが、仕事の愚痴がほとんどです。
このような方々はおそらくローカル社員との交流もほとんどなく、せっかく海外に来たのに現地の文化を理解しようとせず日本人同士で集まってしまっています。
それはそれでいいのかもしれませんが、せっかく海外に来たのであればローカルの方々とも仲良くなりたいですよね。
何事もポジティブな気持ちでいると現地の人々との仲良くすることができますよ。
海外勤務を実現する為に必要なこと10選|その他

スキル・メンタルと紹介してきました。
その他として残り3つを紹介していきます。
働く国・エリアを決める
海外といってもアジア、ヨーロッパ、オセアニア、欧米、南米などエリアは様々です。どの国で働きたいのか絞って就職活動をすると良いでしょう。
または働けるのであればどこでもよいという人もいるかもしれません。美容師として働いており、シンガポールやドバイで求人があるからその2国を見てみる、というような感じで。
またはアメリカで働きたくて、アメリカで求人を探してみるというように、国が先行するのか仕事内容が先行するのかみなさんはどちらでしょうか。
仕事を探す
実際に国が決まったら転職エージェントに相談してみましょう。
日本にある転職エージェントの中で、海外勤務に強いエージェントを紹介しています。
もしよかったら御覧ください。
日本での転職活動と異なり、海外のポジションを自力で見つけるのはなかなか簡単ではありません。言語の壁もあり探すハードルは高いです。転職エージェントを初めから活用するのをおすすめします。
実際にそれぞれの国で自分にあう求人があるのかどうかもわかります。
転職準備を行う
英語の履歴書や英語面接の練習をしてみましょう。
会社やポジションによっては日本語の履歴書でもよかったりするので一概には言えませんが、いわゆる”転職活動”というものです。エージェントがアドバイスをくれるはずなのでそれに従って準備してみましょう。
海外勤務を実現する為に必要なこと10選|まとめ

いかがだったでしょうか。
海外勤務をする為に必要な事を10紹介してみました。
とにかく、転職エージェントに相談して自分にあう仕事があるかどうかを確認するというのが先決です。
それで英語力がもっと必要とか、ヨーロッパなら意外と求人があるかもしれないとか、自分のリサーチでは届かなかった新たな発見ができることです。
行動力が大事です!