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海外駐在で必要な英語力とは?4つのスキルとその学習法

海外駐在を検討されている方で考えることは、どのくらい英語力があると良いのか?だと思います。

もし英語圏でない国、例えば中国やスペインに駐在するとしたら中国語やスペイン語などの習得も気になります。

そこで今回は、海外駐在でどのくらい英語力・語学力が必要なのかを説明し、具体的な学習方法を紹介していきたいと思います。

海外駐在で必要な英語力|英語力向上のメリットとは?

海外駐在もありますが、そもそも、英語力向上をするメリットは何でしょうか。

キャリアアップ

海外駐在に行くためにある程度の英語力が必要という会社もあるかと思います。

そういった場合は駐在に行く前から英語力を身に着けなくてはいけません。

一方で英語ができると転職できるポジションの幅も広がるため、英語力向上は間違いなくキャリアアップに繋がります。

外国人の人脈を作れる

英語が話せるようになると、日本人以外の人脈を作ることができます。

スウェーデン人であろうが、アメリカ人であろうが、南アメリカであろうが、共通言語は英語です。

ですので、英語が話せるようになると自分の人脈が一気に広がりますし、ビジネスのネットワークも広がります。

世界中の情報にアクセスできる

英語ができると、英語で書かれているニュースや文献にもアクセスできます。

日本語で書かれたニュースは一部プロパガンダも含まれていたり不十分な場合もあるため、英語で発信されている内容を見てフェアに物事を考えられるようにもなります。

良いポジションに就ける

日本にある外資企業もそうですが、一般の社員は英語が話せない日本人がいても、ある一定以上のポジションになるとほとんど英語が話せる人になります。

英語が話せるだけで待遇・給料が良いポジションに就くことができます。

海外駐在で必要な英語力|4つのスキル

英語力とは、具体的にどういうスキルでしょうか?

例えば海外駐在をすると、当たり前ですが一緒に働くスタッフは外国人になります。

外国人と仕事をするためにコミュニケーションは必須です。ボディランゲージでいけるのは私生活・バックパッカーだけです。

コミュニケーションには受ける能力(インプット)”と”発する能力(アウトプット)の2つがあります。

“受ける能力”にはリーディング・リスニングがあり、”発する能力”にはライティングとスピーキングが存在します。

受ける能力

情報を正しくインプットできるかどうかです。

リーディング

リーディングはクライアントからのメールやプレゼン資料、経営会議などあらゆる場面で必要なスキルになります。

日本での英語学習において、最も習ってきたのがこのリーディングです。

最近だと翻訳ツールがあるため、長い文章を短時間でおおまかに理解したい場合はDeepLなどの翻訳ツールを使えばおおよそは理解できるようになりました。

しかし、プレゼンなどリアルタイムで理解しなければ行けない時は必要なスキルを言えるでしょう。

リスニング

これは海外駐在の中で最も大事なスキルの一つだと筆者は考えています。

なぜならリーディングと異なり、彼らが話している内容を翻訳してくれるソフトは今の所存在しないですし、リアルタイムで進行しているので自分自身が理解しなくてはいけないからです。

コミュニケーションをするためには相手が言いたいことは何か、本質的に理解できるかどうかです。

そのために、リスニングは非常に重要なスキルだと考えます。

発する能力

自分が考えている事を相手に発信する能力です。

ビジネス英語という側面では使用するフレーズや単語が異なったりしています。

スピーキング

スピーキングも海外駐在において必須となるスキルと言って良いでしょう。スタッフとの日常のコミュニケーション、クライアントや社外との打ち合わせ、日々の生活などあらゆる場面で話す機会は登場してきます。

海外転職をする際にも英語面接がありますから、自分がどれだか話す能力があるのかは必ず問われてきます。

会議の中で自分が言いたいことを上手く言えない人は信頼もできませんし、本当にこの人わかっているのかな?となってしまいます。

ライティング

ライティングはスピーキングほど必須ではありませんが、大事なスキルです。

必須ではないと言った理由は昨今の翻訳ツールの性能が良いため、ツールを使ってメールの文章も考える事ができるからです。

もちろん、翻訳ツールが考えた文章を添削する能力(リーディング)は必要になってきますが。

海外駐在で必要な英語力|どの程度の英語力が必要?

4つのスキルを紹介してきましたが、具体的にどの程度必要なのでしょうか?

例えばTOEICでいうと、730点あれば駐在の対象になる会社もありますが、できれば850点あると良いかと思います。

730点だと7割位は相手が何を言っているのか理解できて、返答もできるかもしれませんが、ビジネスシーンではもう少し欲しい点数と言えます。

また、英語で夢を見れるくらいになると良いです。

夢の中で英語で会話しているくらいになると、ある程度英語が身についていると言えるでしょう。

スピーキングについては、自分の得意な分野で5分〜10分くらい人とディスカッションできるようになっていると良いです。

自分が発する内容に対して、向こうから返答が来て、更に自分が応答するという会話ができれば、仕事においては問題ないでしょう。

海外駐在前に英語力を高める方法

以上の4スキルについて、海外駐在前に英語力を高める方法について紹介していきます。

目的をはっきりする

英語の学習をする際に大切なことは、先程紹介した4つのスキルのうち、どのスキルを伸ばしたいかはっきりさせることです。

文章を早く読めるようになりたいのか、人と会話できるようになりたいのかなど、具体的な目的を決めて選ぶと良いでしょう。

具体的に学習を行う

目的が決まったら、それに達成できるような学習を行います。以下が代表的な学習方法です。

英会話教室

鍛えられる能力はスピーキング・リスニングになります。外国人の先生とマンツーマン・またはグループ学習で学んでいきます。

オンラインもありますが、直接会って話すほうが良いでしょう。

英語の映画を見る

リスニング・スピーキングに役立ちます。

シャドーイングを行うと、より効果的です。

コンサルティングを受ける

プログリットを始めとしたコンサルティングサービスに入会する方法もあります。

具体的な目標(海外駐在できるようになる)に対して最適な英語学習のアドバイスをもらいます。

ボキャブラリーを増やす、

外国人の交際相手を作る

英語力を鍛えるならこれが最も効果的な方法だと思います。

彼氏・彼女が外国人だと自然と会話する回数も増え、いろんなトピックスで話すため、英語力が自然と身につきます。

正直、英会話教室やオンラインレッスンなんかよりも何十倍も効果的です。

海外駐在先での英語力向上のためのコツ

晴れて海外駐在が決まり、現地の国に行く事ができました。

ですが英語学習は辞めること無く、むしろ今が伸ばすチャンスです。

海外駐在先で英語力を高める方法について紹介します。

外国人の友人を作る

大前提の方針として、とにかく話す機会を作ることが大切です。

ですので、日本人と関わる機会を減らしながら、外国人と英語を使って話す機会をとことん増やしましょう。

海外なので日常生活に置いて英語を話す機会は存在しますが、会話のキャッチボールが深くないため英語学習に置いてはあまり意味はありません。

しっかりと対話をすることが大切です。

外国人の交際相手を作る

日本にいるときよりも、海外にいるときのほうが外国人の交際相手を見つけるのは簡単でしょう。交際相手なので、友達と話す時よりも更に自分が言いたいことを正確に伝えなければ行けない場面が増えるでしょう。

ですので、「これが言えない!」とか、「言いたいことはあるのに言葉が出てこない!」などの気持ちになることは多いと思います。

ですが、そういう気持ちになるほど脳は英語を覚えようとするため良い事でもあります。

友達同士だとどうしても今が楽しければいっか、となってしまいなあなあで会話してしまうことがあるので。

海外駐在で英語力は本当に必要?他の言語は?

今まで海外駐在に向けて英語力強化の話をしてきましたが、絶対に必要なのでしょうか?

また、英語のみならず、他の外国語学習の必要性はどうなのでしょうか?

結論から言うと、会社によって異なります。

一概に英語力が高くないと海外駐在ができないかと言われると、そうでもありません。

行く国やポジションによって異なります。

例えばアメリカ・シンガポール・ドバイなどはローカルの人々が英語を使って話すため、日本人もある程度英語力が求められるケースがあります。

一方で、台湾・韓国・中国・スペイン・タイ・などは現地の言語が強く(英語が話せないスタッフが一定数存在する)為、通訳が会社に常駐して会議の際に日本語を現地の言語で通訳してくれる事があります。

他にも日系の会社であれば日本語を話せる外国人が入社してくる場合もあるため、日本語でのコミュニケーションで成り立つ場合もあります。

むしろ、自分の専門性(マネジメント、財務、経営企画)が強いほうが海外駐在に選ばれる最低条件と言えるでしょう。

事実、日本の有名な広告代理店で勤めている友人が、今年の4月から中国に駐在に行きます。彼は中国語はおろか、英語すら危ういのですが、営業としてのプロフェッショナルが評価されていて行くことになったそうです。

ですので、一概に海外駐在といっても国やポジションによって英語力の必要性というのはケースバイケースであり、同じ業務であっても通訳を入れる会社もあれば自力で社員に行かせる場合もあります。

海外駐在で必要な英語力とは?|まとめ

いかがだったでしょうか?

英語力が上達すると、仕事だけでなく自分の人脈も変わりますし、人生が豊かになります。

もちろん英語のみならず、外国人学習全てに言えることですが。

ぜひ皆さんも英語・外国語学習に取り組んでみてください。

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