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クローバーの季節
春の息吹が感じられる季節。
道端や公園には鮮やかな緑色の葉をしたクローバーが顔をのぞかせ始めました。
もともと外来植物で日本に存在しなかったクローバーの和名は「シロツメクサ」。19世紀の江戸時代にオランダから荷物が運ばれてくる際、ガラス製品の包装に緩衝材としてクローバーの花が箱に詰められていたことをきっかけに全国に広まりました。
すっかり日本でもクローバーという名称は定着していますが、もともとは、白い「詰めるための草」というわけで「シロツメクサ」という和名がついたのです。
四つ葉は1万分の1
そのクローバーはたいていの場合、三つ葉ですが、約1万分の1の確率で四つ葉のクローバーが存在します。それだけで希少価値がありますよね。
さらに、三枚の葉は信仰、希望、愛を表し、四つ葉になると、そこにもうひとつの幸福が加わるという言い伝えから、四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれるとされています。
なかなか見つからない四つ葉のクローバーを必死に探した経験がある人は多いのではないでしょうか。
食器、アクセサリー、スロットマシンにも
そんな幸福のシンボルだけに、四つ葉のクローバーはアクセサリーや食器の絵柄として人気があるのも納得です。
シンガポールやバンコク、プーケットなどにあるの四つ星ホテル「ホテル・クローバー(Hotel Clover) 」を思い出す人もいるでしょう。高級でアクセスも良く、アジアで働くビジネスマンや観光客に人気です。
さらにクローバーは華やかなカジノのスロットマシンやスロットオンラインのシンボルにも採用されています。例えば、William Hillのオンラインスロット、LUCKY GOLDEN CLOVERのように。
クローバーには「Think of Me(私を思って)」という花言葉もあるそうで、プレーしながら思わずスクリーンに向かって思わずそんな花言葉を念じてしまいそうですね。
ギネス世界記録は日本人
四つ葉だけでも希少なクローバーですが、ギネス世界記録に認定されているクローバーの最も多い葉の数は何枚だと思いますか。
その数、なんと56枚。しかも、その記録は日本人が持っています。
岩手県花巻市の農業小原繁男さんが2009年5月、自宅の畑で見つけたそうです。
200年以上前にオランダから伝来したクローバーが日本に根付き、それがギネス世界記録に。クローバーの神秘をますます感じてしまいます。