オーストラリアは美しい自然、魅力的な文化、そして成長著しい経済で知られる魅力的な国です。
海外での新たなキャリアをスタートさせるためにオーストラリアを選ぶことは、非常に有益な経験となるでしょう。
しかし、成功のためにはいくつかの重要なステップを踏むことが必要です。
本記事ではオーストラリアでの就職を目指すあなたへ向けた5つの重要なステップをご紹介します。
目次
オーストラリア就職の5つの重要なステップ
オーストラリア就職で重要な5つのステップは以下のようになっています。
次にそれぞれの詳細について説明していきます。
1. ビザの取得
オーストラリアで就職するためには、適切なビザを取得することが最初のステップです。
適切なビザは、あなたの職業や経験、および滞在する期間によって異なります。
一般的な選択肢としては、ワーキングホリデービザ、雇用主スポンサーシップビザ(就労ビザ)、または事業化・投資家ビザが挙げられます。
ワーキングホリデー
スキル専門は抜きにして、とりあえず海外で住んでみたい。なんなら少し働きながらお金も稼ぎたいという方におすすめなのがワーキングホリデーです。
ワーキングホリデーVISAは送る国と迎える国の各国で協定が決められており年齢も決められています。
オーストラリアの場合、18歳から31歳までの若者が1年間滞在しながらアルバイトやインターンシップを経験することができるビザです。
就労ビザ
雇用主スポンサーシップビザ(就労ビザ)は、オーストラリアの企業があなたをスポンサーとして雇用する場合に適用されます。
こちらはワーキングホリデーとは異なり、自分のスキルを活用してフルタイムで働く形になります。キャリアの一環として海外での勤務を望まれている方に当てはまります。
就労ビザも一般的なビザです。日系の会社のオーストラリア法人やオーストラリアにあるローカル企業でフルタイムで勤務するためのビザになります。
一般的に就労ビザは雇ってくれる会社が手配をします。就労ビザに関する質問については、転職エージェントが相談に乗ってくれます。
事業化・投資家ビザ
これは投資家や事業家など一部の方にしか当てはまらないので、本記事では割愛します。
オーストラリアの公式ウェブサイトや現地の大使館でビザの詳細を確認し、申請手続きを始めることをお勧めします。ビザ取得のプロセスは時間がかかる場合があるため、早めに準備を始めることが重要です。
2. 英語力の向上
オーストラリアでの就職において、優れた英語力は必須です。
コミュニケーションやビジネスにおいて英語を自在に使えることは、雇用主にとっても重要な要素です。英語力を向上させるためには、現地の語学学校での学習やオンラインの英語教材を活用することが役立ちます。
また、英語を使ってコミュニケーションをする環境を作ることも重要です。
オーストラリアでの生活を想定して、英語を話す機会を増やすために現地の言語交換イベントや国際的なコミュニティに参加することを検討してみてください。
短期の英会話スクールに通ってみるのも良いでしょう。
その際に、できるだけオーストラリア人の先生をつけることをおすすめします。
同じ英語と言えども、アメリカ、イギリス、オーストラリアでは発音が異なります。筆者はアメリカ英語が得意ですが、オーストラリアに遊びに行ったときはうまく聞き取れなかった事が何回かありました。
また、実際にオーストラリアで働く前に、語学留学するという手もあります。
オーストラリアでも構いませんが、オーストラリアは物価が高いため、フィリピンなどで語学留学するという手もあります。むしろ日本で駅前の語学学校に通うよりも筆者はおすすめします。
本気で英語を学ぶなら
リーディングやリスニングはともかく、スピーキングをビジネスレベルにまで達するにはある程度英語に触れ続け、かつ難易度の高いトピックで会話をする必要があります。
プログリットなどはビジネスで英語を使う社会人に好まれている英語勉強コーチングサービスです。お値段はしますが、英語を身に着けたあとの高年収に比較したら費用対効果は良いと思います。
マッチングアプリで英会話
昔ながらの英語勉強や、語学留学に通っているお金も時間の無いという方は、日本でBumbleなど海外の人が使用しているマッチングアプリを利用して日本にいながら英語スピーカーと会う事をおすすめします。
語学学習の最短方法は恋人を外国人にすることと言われていますが、習うという意識ではなく、とにかく話さなければいけない場面を何度も作ることが大切です。
3. ネットワーキングと情報収集
オーストラリアでの就職を成功させるためには、現地のネットワーキングを活用しましょう。
LinkedInなどのプロフェッショナルなネットワーキングサイトを利用したり、業界イベントやセミナーに参加することで、他の専門家や雇用主とのつながりを広げることができます。
現在はオンラインでオーストラリア就職をサポートしている団体のセミナーなどあるはずなので、検索して日本にいながら情報収集を行うことも可能でしょう。
さまざまな業界のイベントに参加することで、現地の雇用情勢や求められるスキルについて理解を深めることができます。
また、専門家からアドバイスを仰ぐことで、オーストラリアでの就職におけるヒントやポイントを学ぶことができるでしょう。
LinkedInとは
海外のプロフェッショナルではかなりメジャーなSNSとなっていますが、日本ではまだあまり有名でないかもしれません。
仕事上のSNSというもので、コミュニケーションもとれますし、企業が採用情報を掲載しているので直接応募することができます。
プレミアム版もありますが、基本的には無料で使用することができます。
勤務地について
自分が働きたい場所についてもこの段階で想定しておくと良いでしょう。
大都会のシドニーなのか、ビーチがありのんびりしているケアンズなのか、はたまたブリスベンやメルボルンなど、オーストラリアは広く各地に個性があるため、自分が想定している生活スタイルにあった場所を見つけるようにしましょう。
ただ、プロフェッショナルとして転職する場合はシドニーやメルボルンになるかとは思いますが。
4. 履歴書やカバーレターの作成
日本の就職で言う履歴書や職務経歴書の事です。
オーストラリアの企業に応募する際には、カバーレターと履歴書を丁寧に作成することが重要です。
履歴書は明確で具体的な内容を盛り込み、過去の経験やスキルを強調するようにしましょう。
具体的な成果やプロジェクトの経験を数値や事実を交えて示すことで、雇用主にアピールすることができます。
履歴書の書き方などは転職エージェントに相談したほうが早いです。
特に英語で履歴書・職務経歴書を書かなければいけないときは、英語が得意な方でも普段使用している英語の単語や履歴書に記載する書き方など独特なので、転職エージェントに添削をしてもらったほうが手間が省けますし、書類審査の通過率も上がるでしょう。
カバーレターでは、自己紹介となぜその企業で働きたいのかを熱意を込めて伝えることが重要です。カスタマイズされた内容を提供することで、雇用主に強い印象を与えることができます。また、オーストラリアのビジネスカルチャーや価値観にも目を向けて、それに合った表現を取り入れることが大切です。
5. 就職面接の準備
面接は採用の重要なステップですので、十分に準備をして臨むことが大切です。
自己紹介や職務経験についてのストーリーテリング能力を高めること、企業研究を行い、自身がその企業にどのような価値をもたらすことができるかを具体的に示すことが重要です。
また、オーストラリアのビジネス文化やエチケットにも理解を深めることが重要です。例えば、オーストラリアでは積極的に自分の意見を表現する姿勢が重視される場合もあります。それに合わせて、自信を持って自己をアピールする方法を身につけることが大切です。
こちらについても転職エージェントがロープレや模擬面接など無料でサポートをしてくれるので、頼ってみるのもありでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
オーストラリアでの就職は、新しい文化や環境に慣れることが必要な挑戦的な過程かもしれませんが、適切な準備と積極的な姿勢によって成功することができます。
自分の目標に向かって一歩踏み出す勇気を持ち、これらのステップを順番に進めていくことで、素晴らしい経験とキャリアの成長が待っていることでしょう。
オーストラリアでの新たなキャリアに向けて、心からの幸運をお祈りいたします。