ミャンマーのデジタルマーケティングについて解説してきます。
目次
ミャンマーの基本情報
人口:約5,300万人
インターネット人口:2,200万人
言語:ビルマ語
宗教:仏教
2020年のインドネシアのデジタル広告市場規模はUS$500 million。
日本円でいうと約200億円くらいです。
マレーシアやインドネシア、タイのデジタル広告市場が500億円ほどなので、まだ市場としての大きさは大きくありませんが、ここから更に成長すると予期されています。
ミャンマーのSNS状況
次のミャンマーのSNSを見ていきましょう。
一番多いのはFacebookです。
さて、ミャンマーは一つ大きな特徴があります。
Googleが無いのです。
他の国ではほぼ1位に位置しているGoogleが無いのです。
これには理由があり、現状のGoogleではミャンマー語であるビルマ語がまだ認識されていません。
なので、Googleなどで検索するという行動がなく、全てFacebookで行われます。
2400万人のインターネットユーザーのうち、2,100万人がFacebookにアクセスしているので、その寡占さはすさまじいものがあります。
そんなユーザー人口が多いFacebookですが、その99%がスマートフォンからの流入になります。
これも非常に際立った数値です。
IT化が国として最近進んだため、パソコンはないがスマートフォンは持っているというユーザーが多いです。
これはおまけにはなりますが、ほぼアンドロイドユーザーでiphoneユーザーはほとんどいません。
ミャンマーにおけるデジタルマーケティングの位置づけ
ミャンマーにおけるデジタルマーケティングは昨今非常に成長しています。
Facebookもそうですが、YoutubeはAPACで2番目に早い成長スピードと言われています。
Googleで広告を配信できない分、YoutubeやFacebookでビデオ広告をスマホ視聴者向けに配信することが多いです。
また、インフルエンサーマーケティングも活発になっています。
何百万人というようなインフルエンサーはいませんが、数十万人くらいの方であれば活躍するような時代になりました。
ミャンマーのインターネット広告のプラットフォームは?
ミャンマーのデジタルマーケティングはそこまで多くありません。
Youtube
動画広告をする際には、Youtubeでいいかと思います。
前述のグラフにもありましたが、Youtubeの視聴時間は長いです。
Facebookと合わせて実施すると更に良い効果が得られるかと思います。
Facebook/Instagram
巨頭の1つであるGoogleがビルマ語が認識できない一方で、Facebookは認識をするため、非常に多くのユーザーがFacebookを使用します。
友人の投稿をチェックすることはもちろん、ニュースを見たり、ECをしたり、その用途は多様です。
広告媒体として使用するという方法もありますし、自社のアカウントを作成してファンを増やす為に使用するという活用の仕方もあります。
どちらのアカウントを中心に運用するかは自社のターゲットオーディエンスがFBとIGのどちらを多く使用しているかを判断軸とするといいでしょう。
ミャンマーのデジタルマーケティングで気をつけるべきポイントは?
言語
先程も言いましたが、Googleはビルマ語を認識しません。
一方で、英語は認識します。そして外国人も含めて所得があるローカルの人は英語を話します。
よって、一部のサービス(BtoBなど)は英語での広告配信することをおすすめします。
もちろん、消費財などはローカル言語での配信のほうが良いですが、使い分けかと。
地域
ミャンマーは地域によって貧富の差が大きいです。
訴求したいサービスによって異なりますが、ミャンマー・マンダレー地域とそれ以外だと平均所得なども変わってきますので、農村地域にいるユーザーに広告が多く配信されるなんて事にならないよう、地域設定はしておくことをおすすめします。
最後に
いかがだったでしょうか。
ミャンマーでしっかりマーケティングしている会社はまだまだ多くはないかと思います。
一方で、これから間違いなく伸びてくる国でもあるので、ぜひ進出を検討してはいかがでしょうか。
ミャンマーに関するデジタルマーケティングの相談を受けてつけていますので、何かあればこちらからお問い合わせくださいませ。
では。