デジタルマーケティングの基礎用語

今回はデジタルマーケティングでの基礎知識ということで、デジタルマーケティングで使われる各用語について解説していきます。
ちなみに、今回はWebの商品を広告するということで書いていきます。
アプリのデジタルマーケティングは別の用語が必要になってくるので。

デジタルマーケティングとは、という方はこちらの記事もどうぞ。

【基礎編】デジタルマーケティングとは?という方へ。 【アジア×デジタルマーケティング】について解説します。

デジタルマーケティング用語一覧

Impression(インプレッション)

表示回数です。
広告が何回表示されているのかを示す数になります。
一般的なレポートには総表示回数を記載しており、実際にリーチした人数では無いので注意が必要です。

Click(クリック)

広告が表示され、クリックされた数です。

CTR

Click Through Rateと言い、クリック率の事です。
クリック数÷表示回数×100=〇〇%という形で表示します。
広告の目標がクリック数の最大化の場合、このクリック率を一つの指標とすることもあります。

CPC

Cost Per Clickと言い、クリック単価のことです。
費用÷クリック=〇〇円という形で算出します。
広告の目標がクリック数の最大化の場合、このクリック単価を一つの指標とすることもあります。
CPM入札の場合、CTRによってCPCは変動します。

CPM

Cost Per Milleと言い、表示単価になります。広告を1000回表示させる為にかかる費用のことです。
CPM=費用÷表示回数×1000という方程式です。

この配信単価ですが、プラットフォーム・国によって様々です。
同じバナー広告であっても、Googleは数十円に対し、FacebookやInstagramは数百円だったり異なります。

一般的な広告の入札方法にはCPM課金とCPC課金の2種類があります。
CPM課金が「ただ表示されただけで広告費用が発生する」のに対し、CPC課金だと「クリックされて初めて広告費用が発生する」課金方式となります。

CV

コンバージョンと言います。
例えば会員登録が目標とした場合、そのことをコンバージョンと呼んで、実際に何回のコンバージョン(会員登録)が広告出稿のうち入ってきたのか計測します。

CVR

Conversion Rateと言い、コンバージョン率です。
クリックしたユーザーのうち、どのくらいの割合でコンバージョンするのかを算出します。
CVR(%)= コンバージョン÷クリック
CTRを同様に広告効果を算出するには非常に大事な指標になります。

CPA

Cost Per Acquisitionと言い、コンバージョン単価です。
1件あたりのコンバージョンがいくらで取れたかという式になります。
多くの場合、このCPAが広告運用の目標となることが多く、一番大事な指標になります。
ビジネスによって、「この単価で獲得できれば黒字になる」ような基準があると思います。
その基準を目標として運用をしていくことになります。

CPAが高いか低いかによって代理店はレポート報告を行っていくことになります。

実際のレポートを見て学習してみよう。

これらを使用されて使われるレポートがこちらになります。

左から順にユーザーの動きに合わせて列を整理することが多いので、インプレッション→クリック→クリック率→クリック単価→Cost→CV→CVR→CPAの順で記載しています。Costについては一番左に持っていく事もあります。

レポートを見た時、CVR, CPA, CTR, CPCなどを見て、それぞれのプラットフォームの良し悪しを判別し、各指標に応じた対応策を実施していくことになります。

その他の単価

ROAS

”Return on Advertising Spend”の略で広告経由で発生した売上を広告費用で割った数値のことで、広告の費用対効果を表します。
売上高÷広告費用×100(%)で算出できます。
言い換えれば、「投資した広告コストの回収率」という意味になります。
ECサイト、航空券など、品物の価格が異なる場合、1件あたりの獲得単価だけでなく、売上も見て運用をしていく必要があります。

ROI

Return on Investmentの略で広告費用に対して、どのくらいの利益を獲得できたかという意味です。
ROASとも似ているのですが、ROASが広告費用に対して出した売上に対して、ROIの場合は営業転換率・人件費・材料費など広告費用以外の費用も含めた利益計算になります。

最後に

今回は基本的な用語の解説だけになりましたが、実業務ではこの数字に対して、対策を講じることが大事になってきます
こちらについては実践でしか身につかないものになっていますが、具体的なポイントなど別途解説していきたいと思います。

では。

アジア各国のデジタルマーケティングについてはこちらから。

【シンガポール編】アジアのデジタルマーケティングについて スクリーンショット-2020-11-24-午前0.57.53 スクリーンショット-2020-11-24-午前0.57.53

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