タイに強い広告代理店をお探しでしょうか。
広告代理店は、紹介したいプロダクトと広告を配信する媒体によって得手不得手があります。
広告代理店選びを間違えてしまうと、ターゲットとしているユーザーに広告が届かないこともあるのです。
そこで本記事では、広告代理店選びで失敗しないためのポイントとオススメの代理店を紹介します。
本記事を読むことで、広告代理店選びで失敗しないためのポイントを理解することができます。
目次
タイでの広告代理店選びで失敗しない5つのポイント
タイでの広告代理店を選ぶときには、何を基準に選べばいいのでしょうか。
ここでは、タイでの広告代理店選びで失敗しないために見る5つのポイントを紹介します。
- 広告したいプロダクトにあった広告手法を扱えるか
- 現地ビジネスに精通する担当者がいるか
- 運用体制はどうなっているか
- 広告運用のサポートを継続的に受けられるか
- 適切なレポーティング・報告を受けられるか
それぞれ詳しく説明していきますので、理想となる広告代理店の選び方を確認しましょう。
タイ事情に精通する担当者がいるか
依頼する広告代理店にタイ事情へ精通する担当者がいるかどうかは、選定の基準に入れるべきポイントです。
広告代理店に依頼をすることで、その代理店に蓄積された広告のノウハウを活用できるというメリットがあります。
ターゲットによって効果の出る広告は異なるので、タイの事情に詳しい担当者のほうが広告の企画・運用において優位になるのです。
例えば、タイではタイ人の好5Sと呼ばれる概念があり、広告の戦略によく使われています。
5Sの言葉 | 意味 |
Saduak(サデゥアク | 便利 |
Sabai(サバーイ) | 気持ちい |
Sanuk(サヌッ ク ) | 楽しい |
Smile(マイル) | 笑顔 |
Sa-thu(サートゥ ) | 仏教的な感謝の祈り |
5Sの例から分かるようにタイでは直感的に肯定的なイメージが好まれるので、理解しやすさ、面白さが大切と言えます。
タイで効果的な広告展開をするためには、タイの価値観を理解する担当者の存在が重要なのです。
目的にあった広告手法が実行できるか
広告代理店が、目的にあった広告手法を実行できるか確認してください。
例えば、広告代理店によっては、SNS広告を扱っていない場合もあります。
反対にSNS広告は扱えるが、テレビや新聞などのマスメディアで広告を出せない広告代理店もあるのです。
どういった目的で、どのような広告を出したいのかを明確にしたうえで、目的となる分野に強い広告代理店を探しましょう。
運用体制が分業型と専任型のどちらか確認する
タイの広告代理店を選ぶときには、運用体制について事前に確認しておきましょう。
運用体制は分業型と専任型の2パターンに分かれています。
分業型は、広告運用、レポート作成、コミュニケーションやプランニングを複数の担当者が分担して行う運用体制です。
多くの作業・サポートが必要となる大規模なレポート作成や、プランニングの頻度が高い取り組みの場合は相性がいい運用体制になります。
専任型は、専任の広告運用担当者が広告運用からレポート作成、プランニングまで、すべて一人の人でこなす運用体制です。
担当者にはとにかく案件に深く入り込んで広告運用に専念してもらいたい、広範囲のデータ集計、プランニングの頻度は二の次で構わないという場合は専任型がおすすめです。
広告運用のサポートを継続的に受けられるか
広告運用のサポートを継続的に受けられるかどうかも、広告代理店選びのポイントです。
SNSやWeb広告は広告を打つだけでなく、打った後に反応を見て改善、分析を繰り返すことで広告効果を最大化・効率化していきます。
広告運用依頼中に、どれくらいのスパンで運用改善の提案をしてくれるのかを事前に確認しておきましょう。
報告レポートだけで、改善提案をしてくれない広告代理店では効果を期待できません。
選ぶ広告代理店は、どのようなサポート体制で契約をしているのか事前に確認しておきましょう。
情報量の多い成果報告はあるのか
レポーティングによって情報量の多い成果報告があるかどうかは、広告代理店選びの大切なポイントです。
日本からタイで行う広告運用は現地で効果を感じにくいので、明確な報告によって定量的に把握・評価をする必要があります。
正しい評価をするためには、CPCやROIといった明確な成果指標、今後の改善案が必要です。
また報告方法も言葉やイメージのズレをすぐに聞き返して、確認できるビデオMTGを用いた報告体制をとりましょう。
また、報告内容も都度状況や課題に応じて柔軟に変えていけることが理想です。
広告代理店によっては、低予算の代わりに報告がメールや資料のみといったところもあるため事前に確認をしてください。
広告運用の成果が定量的に伝わるレポーティングと、ビデオMTGのような報告体制があるかどうか事前に確認しておきましょう。
必見!タイに強い広告代理店4選
ここからはタイに強い広告代理店3選とそれぞれの特徴、どんな人におすすめなのかを紹介します。
広告代理店ごとに得意な業界や特徴があるので、広告したいプロダクトがどの広告代理店にあっているか、模索していきましょう。
- Traverse Asia
- AnyMing Group
- Media Presto
- Fourking Studio
以下で詳しく解説します。
Traverse Asia
トラバースアジアは東南アジアに5年以上いた人達によって結成されたマーケティング集団になります。
Google広告、Facebook広告、LINEなどタイでネット広告を検討しているならトラバースアジアはおすすめです。
トラバースアジアの特徴
代表者達は、元博報堂出身だったり、セプテーニ出身だったりと日本の大手広告代理店で働いたあと、シンガポールやタイ、中国など海外でマーケティング会社で勤務をした実績があります。
タイでWeb広告やSNS広告を出して、広告表示の最適化や収益を最大化したいという人におすすめです。
ちなみにタイでは日本の5.3倍の時間をSNSに費やしているというデータがあるので、WebやSNS広告に強いトラバースアジアは成果をあげることができるでしょう。(出典:We Are Social)
また経営・マーケティングコンサル事業も行っているので、どんなマーケティングをすればよいか決まっていない為、相談して決めていきたいという問い合わせにも受け入れる事ができるでしょう。
Web: https://traverse-asia.com/
Media Presto
展示会や紙媒体の広告展開を検討しているならMedia Prestoがおすすめです。
展示会などオフラインでの広告展開の実績を持ち、紙媒体でタイ人向けメディアを自社保有している強みがあるからです。
特徴
Media Prestoの特徴は、オフライン広告の強さです。
タイ現地での新聞・雑誌広告やビルボード広告、展示会などオフラインでの広告展開を取り扱っています。
東南アジアでの日本旅行の人気を受けて、日本国内の旅行・観光業各社のマーケティング、プロモーション活動など訪日インバウンドに力をいれているのも特徴です。
また、日本に興味をもつタイ人向け雑誌「WOM Bangkok」など、紙媒体のタイ人向けメディアも自社保有しています。
なので、雑誌広告、展示会などを取り扱うMedia Prestoはオフライン広告のノウハウを持っている代理店なのです。
こんな人におすすめ
タイ人のインバウンド集客を現地でしたい人におすすめです。
なぜならMedia Prestは、訪日インバウンドプロモーションに力をいれており、タイのTITFやFITフェアといった東南アジア各国で開催される旅行博サポートでの実績があります。
展示会や現地イベントをおこなう際は、広告展開の提案だけでなく必要な手配まで一括して支援してくれるのです。
Fourking Studio
映像制作などクリエイティブ色が強い広告展開を検討している場合は、Fourking Studioがオススメです。
40年の長きにわたって映像制作に関わってきた経験や、蓄積されたノウハウがあるので希望に合った理想の広告が実現しやすいからです。
なので、TVコマーシャルやラジオ・スポット広告、デジタル・メディア向けの映像コンテンツなど、映像制作に関するコンサルティングから制作までを一括で支援してもらえるのです。
特徴
Fourking Studioの特徴は、映像制作の強さです。
メディア向けの制作をはじめ、あらゆるジャンルの映像を企画・制作・広告までワンストップで展開できます。
40年の歴史に裏付けされた経験による、高品質な映像コンテンツが特徴です。
クリエイティブ色の強い映像広告を展開したいなら、Fourking Studioに依頼しましょう。
こんな人におすすめ
TVCMなど大規模な映像広告の展開をしたい人にオススメです。
Fourking Studioはタイで化粧品のPOLAのCMを手がけるなど、TVCMの製作実績とコネクションを持っています。
TVCMの映像広告制作に関して必要な機材やスタッフ、広告ノウハウまでコネクションがあるので、ワントップで支援してくれる強みがあるのです。
大規模な映像広告の広告の展開をしたい人は実績のあるFourking Studioに依頼しましょう。
AnyMind Group
D2C関連の事業を検討しているなら、AnyMindがおすすめです。
AnyMindはタイにおいて、D2Cプロモーションに力を入れています。
独自のプラットフォームを利用して適切なインフルエンサーを届ける事が可能です。
タイ現地にも事務所があり、日本語で相談しつつタイのユーザーに対して直接アクセスが可能になります。
特徴
グローバルレベルで広告運用に精通した担当者がタイに滞在しているので、現地の声を広告に反映しやすいという特徴があります。
SNS広告やリスティング広告などWeb広告全般で数々の実績があります。、インフルエンサーマーケティングを取り扱えるのも大きなメリットです。
ちなみに日本人営業もいますが、20代前半や後半と経験値が浅いので、あまり建設的な会話はできないかもしれません。
こんな人におすすめ
AnyMindに広告したいプロダクトを提示すれば、ブランドのニーズに合せた広告手法の選定・報告・改善提案まで煩雑なオペレーション業務を包括的に発注できます。
タイに強い広告代理店に依頼するメリット・デメリット
タイに強い広告代理店に広告運用を依頼するメリットは大きいですが、選び方次第でデメリットも発生します。
それぞれ見ていきましょう。
メリット
タイに強い広告代理店を使うメリットは、以下の3つです。
- 現地事情を踏まえた効果的な広告が打てる
- 広告代理店の各種ツールを利用できる
- マーケティングに関する周辺サポートが受けられる
それぞれ見ていきましょう。
現地事情を踏まえた効果的な広告が打てる
現地事情を踏まえた効果的な広告が打てるのが、タイに強い広告代理店に広告展開を依頼するメリットの一つです。
タイ現地に事務所がある広告代理店であれば、流行を肌で感じ取り、広告したいプロダクトに有効な媒体や施策を適切に把握しています。
流行は国や地域によって違いが出やすいので、現地事情が常に把握できる場所にある広告代理店の有用性は高いです。
流行を最大限活用するために、タイの現地事情に詳しい広告代理店を選ぶようにしましょう。
広告代理店の各種ツールを利用できる
広告代理店の各種ツールが利用できるのも、メリットです。
広告は企画して打つだけで終わりでなく、反響を見て分析し修正を加えることで効果をあげていきます。
広告代理店を利用すれば、運用に効果的と判断したツールを利用できます。
タイに強い広告代理店に依頼すれば、効果のある各種ツールを使えるというメリットがあるのです。
マーケティングに関する周辺サポートが受けられる
マーケティングに関する周辺サポートをしっかり受けられるという点も、タイに強い広告代理店に依頼するメリットです。
タイの流行や肌感を伝えてくれて、現地での問い合わせ対応などのサポートの充実が望まれます。
タイで広告展開する場合、日本の広告クリエイティブを転用するのではなく、なるべく現地の肌に合うものを作成したほうが、より効率的です。
現地に適した広告を運用する上で、流行を意識した提案やフィードバックなどの周辺サポートは重要といえます。
デメリット
タイに強い広告代理店を選んだ際に想定されるデメリットは以下の2つです。
- 広告代理店選びを間違えるとターゲット層に行き届かない
- 広告アカウントを閲覧できない場合がある
想定されるデメリットは、広告代理店選びさえ間違えなければ回避ができます。
詳細を見ていきましょう。
広告代理店選びを間違えるとターゲット層に行き届かない
広告代理店選びを間違えると、目標としているターゲット層に広告が届かないことがあります。
なぜなら、広告代理店はそれぞれ得意としている広告手法が違うからです。
多くの場合は得意とする広告手法で提案するので、ターゲット層へ届きにくい媒体での広告展開を勧められることもあります。
たとえば、若者向けのプロダクトを広告するときは、若者に人気の高いSNSでWeb広告を出すほうが広告効果は大きいです。
しかし、広告代理店が社会派ニュースページなどのアドネットワーク広告を得意としていれば、本来目的としているユーザー層へ届きにくくなります。
こういった問題は、コミュニケーションの不備によって発生することが多いです。
日本の広告代理店であれば、目的や要望のすり合わせや、疑問点を解決する質問も容易と言えます。
一方、現地の広告代理店とのコミュニケーションは、言語や感覚の差が原因で交渉の難航がしばしば発生するので困難です。
効果的な広告展開をするためにも、選定時は広告代理店の特徴をリサーチしておくのが大切といえます。
広告アカウントを閲覧できない場合がある
中には、広告アカウントを閲覧できない契約を提案する広告代理店があります。
広告アカウントを閲覧できないと、契約が終了したときに自社で運用が継続できません。
せっかく運用して溜まったデータも、契約終了後に閲覧不可能になります。
したがって、広告代理店を選ぶ際は、広告アカウントを閲覧できるかあらかじめ確認しておきましょう。
タイでの広告展開を成功させる2つのポイント
タイに強い広告代理店へ依頼すれば、現地事情を踏まえた提案や現地からのリアルなフィードバックを受けた改善などのメリットを受けられます。
一方で、代理店選びを間違えると広告がターゲット層に行き届かないというリスクもあるのです。
タイでの広告展開を成功させるためには、2つのポイントがあります。
- タイ人消費者の嗜好を理解する
- 現地に精通したスタッフとの密なコミュニケーション
タイで広告展開を成功させるためには現地の趣向を理解と、そのための密なコミュニケーションが大切なのです。
以下で詳細を見ていきましょう。
タイ人消費者の嗜好を理解する
国や文化によって嗜好は異なるので、タイで広告展開を成功させたいのであれば消費者の嗜好を理解する必要があります。
実際に広告展開をする上では、現地にあったローカライズが必要です。
例えば、日本人がカッコいいと思ったものに対してタイ人も同様に思うとは限りません。
タイで興味を惹く広告展開をするためには、現地人の嗜好や肌感が必要なのです。
現地に精通したスタッフとの密なコミュニケーション
タイでの広告展開を成功させるためには、現地に精通したスタッフとの密なコミュニケーションが必要です。
リサーチやデータ分析をしてからの広告展開だけに頼っていると、トレンドに対する施策が遅れてしまい、最適なタイミングを逃してしまいます。
国や文化を分析するだけでなく、現地に精通したスタッフの肌感という目に見えない情報も必要です。
流行りは常に変わるので、1つの広告が永続的に通用することはありません。
したがって、広告展開を成功させるためには、反響やトレンド情報を密に報告してくれる現地に精通したスタッフの存在がポイントになるのです。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回はタイの広告代理店3選を紹介しました。
広告代理店選びは、紹介したいプロダクトと広告を流す媒体によって相性があります。
広告代理店選びを間違えてしまうと、ターゲットとしているユーザーに広告が届かないこともあるのです。
広告代理店選びを間違わないためにも、本記事で広告代理店の特性を理解しましょう。
また、広告代理店を選ぶ際のポイントも解説しました。
タイでの広告展開で成功するためには、タイ人消費者の理解が重要であり、故に「現地に精通したスタッフがいるか?」というポイントは特に重要です。
タイでの広告展開でお困りの際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
では。