タイでデジタルマーケティングの展開にお困りではないでしょうか。
タイではSNSの利用時間が日本のおよそ6倍で、SNSを利用したデジタルマーケティングが効果的です。(出典:We Are Social)
利用時間の背景からデジタルマーケティングが有効なことは想像できますが、タイのデジタルマーケティングは日本とは異なる部分も多いです。
日本と同じ戦略でデジタルマーケティングを展開してもうまくいきません。
タイで効果的なデジタルマーケティングを展開するには、現地の事情や成功事例を理解する必要があるのです。
そこで本記事では、タイでのデジタルマーケティングが有効な理由と成功事例を解説しました。
本記事を読むことで日本とタイのデジタルマーケティング事情の違いがわかり、戦略も立てられるようになります。
本記事を参考にして、タイでのデジタルマーケティングを成功させましょう。
目次
タイのインターネット事情
デジタルマーケティングの前に、まずは前提としてタイのインターネット事情を確認していきましょう。
タイではインターネットの普及率が伸びています。
スマートフォンの利用者増加によって、多くの人がインターネットを利用できる環境が整い、急速に普及率が上がっているのです。
以下で詳しく見ていきましょう。
2013年以降普及率は伸びている
タイでは2013年以降インターネットの普及率が伸びています。(出典:世界経済のネタ帳)
2013年に23.67%だった普及率は、2017年に52.89%まで上昇しているのです。
タイのインターネット普及率は4年間で2倍近く上昇しています。
インターネット利用者の9割がスマートフォンを利用
タイにおけるインターネットユーザーの9割はスマートフォンやモバイル端末を利用しています。
インターネットユーザー5,700万人に対して、5,560万人がモバイル端末からアクセスしているのです。(出典:We Are Social)
9割以上のユーザーが、スマートフォンのようなモバイル端末で利用しているのが分かります。
インターネットで人気のコンテンツ
タイでは、YouTubeとSNSが人気です。
こちらでは、タイでYouTubeとSNSがどれほど人気なのか紹介します。
【動画】YouTube視聴時間は世界8位
タイでも日本と同様にYouTubeは人気です。
2016年時点でYouTubeの視聴時間は世界第8位であり、日本以上に人気です。
タイではスマートフォンの普及により、平均して1日に1.7時間程度、YouTubeの動画を見ています。(出典:BangkokPost)
したがって、タイではスマートフォンの普及によって、日本以上にYouTube広告の効果が見込めるのです。
【SNS】日本の5.3倍の時間をSNSに費やす
タイでは日本の5.3倍の時間をSNSに費やしています。
2019年1月時点のタイにおける1日あたりのSNS利用時間は3時間11分です。(出典:We Are Social)
同調べでは、日本のソーシャルメディア利用時間が36分なので、約5.3倍の利用時間になります。(出典:We Are Social)
したがって、タイは日本以上にSNSが浸透しているのです。
タイのデジタルマーケティング事情
ここからはタイのデジタルマーケティング事情を紹介します。
タイでは、デジタルマーケティング費の市場規模が毎年拡大中です。
インターネット広告費の市場規模と支出割合といった側面から、タイのデジタルマーケティング事情を解説します。
デジタルマーケティング費の割合は伸び続けている
タイにおけるデジタルマーケティング費の割合は伸び続けています。
2013年から2019年にかけて、タイのデジタル広告費は毎年増加。(出典:Digital Advertising Association (Thailand) / DAAT)
2019年度のタイにおけるデジタル広告費は、約20億THBで、日本円にすると71億円になります。
また、タイにおけるインターネット普及率は2017年時点で52.89%です。(出典:世界経済のネタ帳)
今後も普及率が伸びれば、ネット広告の市場規模も引き続き拡大することが予測できます。
タイでのネット広告市場は、現在も急速に拡大しているのです。
Facebook広告とYouTube広告が半数を占める
タイにおけるデジタルマーケティング市場の支出割合はFacebook広告とYouTube広告が半数を占めています。
2019年の調べでは、Facebook広告が5.7億BTHと全体の29%を占めているのです。(出典:Digital Advertising Association (Thailand) / DAAT)
YouTube広告が全体の20%なので、YouTubeとFacebookでデジタル広告費全体の半分をもつ大きなシェアを持っています。
市場規模の大きさからも、FacebookとYouTubeからの広告展開が適しているのです。
タイでデジタルマーケティングを展開する方法
デジタルマーケティングを展開するには、Facebook広告やYouTube広告、現地Webメディアを利用する方法があります。
ここからは、タイでデジタルマーケティングを展開する方法を見ていきましょう。
Facebook広告【ユーザー数とターゲティングが魅力】
タイで適したデジタルマーケティングの一つに、Facebook広告があります。
Facebookはユーザー数が5,100万人と、全インターネットユーザーの90%近い人が利用しています。(出典:We Are Social)
また、ユーザー情報をもとに年齢・性別・興味などでターゲティングして広告を配信できるのも強みです。
Facebook広告はユーザー数が多く、ターゲティングもしやすいプラットフォームといえます。
タイでネット広告を打つのであれば、Facebook広告は欠かせません。
YouTube広告【動画広告の展開に最適】
YouTube広告もタイのデジタルマーケティング展開に効果的です。
YouTubeは関連動画にターゲティングして動画広告を展開できます。
視聴している動画に関連する広告が表示されるので、興味を引きやすいのです。
2016年の調べでタイはYouTube視聴時間が全世界8位でした。(出典:BangkokPost)
視聴時間が長いので、広告を見る回数も必然的に多いです。
ユーザが視聴している動画と関連性のある広告がでるので興味を引きやすく、視聴時間の長さがタイにおけるYouTube広告の特徴になります。
現地Webメディア【ジャンルごとの有力メディアへの配信】
現地Webメディアへのデジタルマーケティング展開もオススメします。
広告の内容と関連性が高いメディアに広告を配信できれば、効果が期待できるのです。
また、現地Webメディアだけでカバーできない範囲のターゲットには、Google 広告のようなアドネットワークを駆使して範囲の広い広告展開も検討しましょう。
アドネットワークによる広告展開は、多くのWebサイトで一挙に掲載できるので、全体的なトラフィックを稼ぎやすいのが特徴です。
タイのデジタルマーケティング成功事例
ここまで、Facebook広告やシェア率の高さを紹介してきました。
ここからは、実際にFacebook広告を利用して成功した事例の紹介です。
Facebook広告|FBS Thailand
FBS ThailandはFacebook広告で成功した企業です。
FBSは外国為替市場向けの国際取引プラットフォームで、190か国以上で1,200万人以上のトレーダーがいます。
FBSはFacebook広告の展開によって、タイにおけるサービス登録者数を2.2倍に増加させて、女性利用ユーザーを48%も増加させたのです。(出典:Facebook)
最後に
いかがだったでしょうか。
本記事ではタイのデジタルマーケティングについて解説しました。
タイではソーシャルメディアの利用が活発で、なかでもFacebookは最も利用率が高いです。
広告展開をするうえで、アクティブユーザーの多さや、導入コストの低さからFacebookを利用した展開をおすすめします。
Facebook以外にもアドネットワークを利用した現地メディアへの広告展開など、展開方法は多岐に渡るのです。
もしタイでのデジタルマーケティングをご検討の際は僕までお気軽にお問い合わせください。
デジタルマーケティングの幅広い知識とアジア各国で培ったノウハウをもとに、徹底したサポートを提供できるかと思います。
では。