台湾でモバイル広告は効果的?【SNSシェアも狙える動画がオススメ】

台湾でモバイル広告を打とうと検討されているでしょうか。

台湾人は日本と同様にスマートフォンを日常的に利用する人が多く、モバイル広告は有効です。

ですが、モバイル広告と一言で言えど、動画やバナーなど、コンテンツは迷ってしまうもの。

本記事では、SNSでのシェアも期待できる、動画広告をオススメします。

モバイル動画広告が有効な理由や、広告事例を紹介しているのでぜひ参考にしてください。

本記事を読めば、台湾での売り上げアップが期待できるモバイル動画広告が打てます。

台湾のモバイル広告を理解し、台湾進出を成功させましょう。

まずは台湾におけるインターネット広告事情の基本情報を押さえよう

まずは台湾におけるインターネット広告事情の基本情報を押さえよう

まずは、台湾におけるインターネット広告の基本情報を押さえましょう。

具体的な広告内容を練る前に、全体像を押さえることは大切です。

基本情報を根拠として全体像を押さえることで、効果のある広告を打つことが可能になります。

それぞれ、見ていきましょう。

台湾のインターネット広告規模は小規模

台湾のインターネット広告規模は小規模

台湾のインターネット広告規模は日本と比べて小規模ですが、日本以上のスピードで成長しています。

台湾ラボによると、台湾における2015年のインターネット広告市場規模は639億円です。

電通によると日本は同年で11,594億円ですので、金額ベースで台湾のインターネット広告市場規模は日本の5.5%程度になります。

ですが、成長率を見ると台湾は日本を大きく凌駕しています。

台湾ラボによると、台湾のインターネット広告市場規模は2013年から2015年にかけて、前年比117.9%、118.3%、119.6%と毎年2割近くの成長を見せています。

対して日本は成長こそしているものの、同じく2013年から2015年で前年比108.1%、112.1%、110.2%と1割程度の成長率です。

ExchangeWireによると、名目GDPを単純比較すると台湾は日本の約11%の経済規模となります。

経済全体と比較して、台湾のインターネット広告市場規模は小さく、今後も成長するポテンシャルがあると言えるのです。

台湾のインターネット広告市場規模は、小規模ながらに成長を続けています。

台湾のインターネット広告内訳【伸びるモバイル広告】

台湾のインターネット広告内訳【伸びるモバイル広告】

インターネット広告の中でも、台湾ではモバイル広告の成長が著しいです。

台湾ラボによると、2015年の台湾におけるインターネット広告費の内訳でもっとも多いのがリスティング広告で29.0%、次いでモバイル広告が25.5%、PC広告が24.1%と続きます。

2015年では1/4以上を占めるモバイル広告ですが、2014年を見ると割合は14.1%のみで、39.4%を占めるPC広告とは大きな差がありました。

実はモバイル広告費は、5.2%のみだった2012年から、2015年にかけて毎年金額ベースで約2倍に成長しているのです。

このようにモバイル広告はハイスピードで成長し、もともと大きな割合を占めていたPC広告を金額ベースで抜きました。

台湾では、インターネット広告の中でもモバイル広告の伸びが特徴的なのです。

台湾でモバイル広告は有効!理由を解説

台湾でモバイル広告は有効!理由を解説

台湾では、以下2つの条件が揃うのでモバイル広告は有効です。

理由①:快適なインターネット環境

理由②:高いスマートフォン普及率

この見出しを読めば、台湾でモバイル広告が有効と言える理由が押さえられ、根拠を持って広告が打てます。

それぞれ、理由の詳細を見ていきましょう。

理由①:快適なインターネット環境

理由①:快適なインターネット環境

台湾では快適なインターネット環境が整っており、モバイル広告の追い風となっています。

世界のネタ帳によると、2017年時点の台湾におけるインターネット普及率は92.8%であり、ほとんどの人がインターネットを使っていると言えるのです。

ですが、スマートフォンでインターネットを利用する場合には通信プランによって使い勝手が左右されます。

その点台湾では、高速通信の使い放題プランがモバイル市場のトレンドとなっているのでインターネットが使いやすいのです。(出典:ExchangeWire

また台湾留学ナビによると、高速通信の使い放題プランでなくとも、台湾前途の公共スペースでiTaiwanという無料Wi-fiサービスが利用できます。

快適なインターネット環境が整っていることで台湾人のスマートフォン利用が活発であり、モバイル広告が有効であると言えるのです。

理由②:高いスマートフォン普及率

理由②:高いスマートフォン普及率

台湾ではスマートフォン普及率が高く、モバイル広告は有効と言えます。

Consumer Barometer with Googleによると、台湾における2017年のスマートフォン普及率は81%でした。

対して日本は、同じくConsumer Barometer with Googleによると、64%にとどまります。

スマートフォンの普及率が高いと、リーチできる潜在的顧客の多さに繋がるため、モバイル広告が有効と言えるのです。

理由③:スマホ依存?台湾人のスマートフォン利用習慣

理由③:スマホ依存?台湾人のスマートフォン利用習慣

台湾人はスマートフォンの利用時間が長く、モバイル広告に触れる機会が多くあります。

Taiwan Todayによると、2018年のスマートフォン利用時間は1日の平均で211分でした。

2015年の179分から年々長くなってきており、そのうえ1日平均3時間以上使用するユーザーは37.1%に達しています。

「ながらスマホ」をする人も多く、70%が家族や友人との食事中にも利用する、68%がテレビを見ながら利用する、51%が授業中や仕事中にも利用すると調査に回答しており、20.8%の回答者がスマホ依存を自覚しているという結果になりました。

スマートフォンは台湾人にとって日常に不可欠なものになっており、その分モバイル広告に触れる機会も多いと言えるのです。

モバイル動画広告でシェアを狙うin台湾

モバイル動画広告でシェアを狙うin台湾

モバイル広告の中でも、SNSでのシェアが期待できるモバイル動画広告がオススメです。

納得してモバイル動画広告が打てるよう、ここではオススメできる理由をご紹介します。

理由は以下の2つです。

理由①:台湾ではスマートフォンで動画を視聴することが多い

理由②:SNSでシェアが狙える

それぞれ、見ていきましょう。

理由①:台湾ではスマートフォンで動画を視聴することが多い

台湾ではモバイル動画広告がオススメ

台湾ではスマートフォンで動画を視聴することが多いので、台湾でモバイル広告を打つ際は、動画広告がオススメです。

Statistaによると、台湾人の約70%が毎日または毎週、スマートフォンで動画を視聴しています。

また動脳brainによると、約70%の台湾人がFacebookとInstagramで動画を視聴していますが、ユーザーの90%以上が携帯電話から利用しているのです。

台湾人はスマートフォンから動画を視聴する習慣のある人が多いので、モバイル動画広告を取り入れるのをオススメします。

理由②:SNSでシェアが狙える

SNSでシェアを狙える動画広告

モバイル動画広告は、SNSでシェアが狙えます。

動脳brainによると、台湾人はSNSで流れてくる動画広告に対しての反応が好意的だからです。

台湾人はSNS上の動画広告視聴後、約60%のユーザーが積極的に当該商品やメーカーについて検索する傾向にあり、約50%のユーザーが動画を友達にシェアしているとのこと。

SNSの動画広告からブランドに対する好感度が上がったり、記憶に残ったりしやすく、検索やシェアといった行動に出やすいのです。

台湾におけるSNSユーザーは動画広告に対しての反応が好意的なため、動画広告はSNS上のシェアが狙えます。

これだけは押さえる!台湾で動画広告を成功させるコツ

これだけは押さえる!台湾で動画広告を成功させるコツ

台湾では、モバイル動画広告がオススメである理由を見てきました。

次に、モバイル動画広告を成功させるために、最低限押さえるべきコツをご紹介します。

コツは以下の2つです。

コツ①:広告の内容が無音でもわかるようにする

コツ②:スマホでも見やすいように画面サイズに注意

コツを押さえて、効果的なモバイル動画広告を打ちましょう。

コツ1.広告の内容が無音でもわかるようにする

コツ1.広告の内容が無音でもわかるようにする

モバイル動画広告を打つ際は、内容が無音でもわかるようにしましょう。

台湾人はスマートフォンの利用時間が長く、ながらスマホをすることが多い傾向にあります。

食事中やテレビを見ながらスマートフォンで動画を見る際は、音は出せないことが多いです。

そのため、モバイル動画広告は無音の場合でも内容が十分伝えられなければなりません。

モバイル動画広告は、音がなくとも視覚的に広告内容が伝わるように工夫をしましょう。

コツ2.スマホでも見やすいように画面サイズに注意

コツ2.スマホでも見やすいように画面サイズに注意

モバイル広告を展開する際は、スマートフォンで見やすいよう画面サイズに注意しましょう。

モバイル動画広告には文字やテロップが入ることが多いですが、細かくなりすぎないように画面サイズを意識することが大切です。

台湾は、中国語の中でも繁体字という文字を使用しており、中国本土で使用されている簡体字よりも文字が細かく複雑なため、見づらくならないように配慮をしましょう。

cnetによると、台湾のスマートフォンはAndroidのシェアが高いため、画面サイズはAndroidを参考にするのが良いと言えます。

モバイル動画広告は、見やすさに配慮して作成しましょう。

台湾で成功した動画広告例を紹介!

台湾で成功した動画広告例を紹介!

ここでは具体的に、台湾で動画を活かして集客に成功した例を見ていきましょう。

成功事例を確認することで、実際に自分のビジネスでモバイル動画広告を打つイメージが掴めます。

台湾で成功した動画広告の例は以下の2つです。

成功例①:福島市の台湾人観光客集客

成功例②:姫路城の台湾人観光客集客

それでは、見ていきましょう。

成功例①:福島市の台湾人観光客集客

福島市は、東日本大震災後に落ち込んだ観光客数を回復させるため動画広告を打ち、配信開始後2週間で2,200万回再生されました。

Think with Googleによると、福島市は台湾含むターゲット国を選定。

そして、ターゲット国の旅行客の興味関心事項を徹底的に分析した結果、「ヒストリー」「アウトドア」「ヘルス」「ネイチャー」というターゲット国の旅行者にとって魅力的なキーワードが浮上。

これらキーワードをちりばめた動画を作成した結果、再生回数は伸び、好意的なコメントが投稿されました。

また、ナレーションがなく、無音でも楽しめる動画のダイジェスト版を用意し、すきま時間でスマートフォンから視聴する人にとっても見やすいコンテンツを用意しています。

このように福島市は、ターゲットの関心事項の分析に力を入れて、スマートフォンから視聴しやすくしたことで、再生回数が伸びる動画広告を打つことに成功したのです。

成功例②:姫路城の台湾人観光客集客

姫路城は訪日観光客の誘客を目的に、Facebookで動画広告を打ち入城者数を増やすことに成功しました。

姫路城は台湾含む数国をターゲットエリアに設定し、なかでも日本の文化に興味を持っているFacebookユーザーに絞って動画を配信。

改修した姫路城の美しさや、日本の四季を視覚的に感じられる動画広告とすることで、コンテンツとして視聴者が楽しめる広告となりました。 

また、必要に応じて字幕をつけることで、無音で視聴しているスマートフォンユーザーにも内容が伝わるようになっています。

その結果、Facebookによると、 動画広告に対するユーザーのアクションは194万を超え、訪日来城者は約30%増加したのです。

このように、日本の文化に興味を持っている人にターゲットを絞り、彼らがコンテンツとして楽しめる動画広告を用意することで姫路城の広告は成功しました。

最後に

いかがだったでしょうか。

台湾では、スマホの普及率が高くWi-Fiサービスも充実しており、モバイル広告費が伸びています。

台湾人はスマートフォンの利用時間が長く、頻繁に動画を視聴することが多いため、モバイル動画広告を打つのは効果的です。

ながらスマホが多い台湾では、モバイル動画広告は無音で聞かれることを前提に理解しやすい内容で作成しましょう。

では。

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