シンガポール進出をサポートしてくれる広告会社をお探しでしょうか。
シンガポール進出の際に広告会社選びを間違えてしまうと、ターゲットとするユーザーに広告が届かず、広告費を無駄にすることにもなりかねません。
広告会社を選ぶ際は、シンガポール現地の事情に明るいことや、常識にとらわれない提案ができるか、といったポイントを押さえることが大切です。
また広告会社は単純に”広告配信”という点もあれば、PRやイベントなどもあります。
それぞれ得意不得意の会社がありますので、得意な会社にお願いしたいところです。
そこで本記事では、シンガポール進出に最適な広告会社を選ぶときのポイント、シンガポールの広告会社に依頼することのメリット・デメリット、シンガポール進出時に頼れる広告会社5選を紹介します。
本記事を読めば、シンガポール進出に最適な広告会社を選ぶポイントとオススメの広告会社を知ることができます。
最適なパートナーとなる広告会社を選び、シンガポール進出を成功させましょう!
目次
シンガポールへの進出!広告会社を選ぶときのポイント
まずは、シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときのポイントをご紹介します。
ポイントは以下の5つです。
- シンガポール現地の事情に明るいかどうか
- CV(コンバージョン)までのストーリーを語れるかどうか
- 言いなりにならず広告会社なりのソリューションを提示してくれるかどうか
- 常識にとらわれない提案ができるかどうか
- パートナーとして信頼できるかどうか
ポイントを知らないままでは、最適な広告会社を選べず、シンガポールでの効果的な広告展開が期待できません。
シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときのポイントを押さえ、最適な広告会社を選定しましょう。
以下、詳しく見ていきましょう。
シンガポール現地の事情に明るいかどうか
シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときの1つ目のポイントは、シンガポール現地の事情に明るいかどうかです。
シンガポールと日本の文化は異なるため、現地に合った方法で広告展開することが成功の鍵になります。
例えば、シンガポールでは個人が発する情報の信頼性が高いため、インフルエンサーを起用したプロモーションが効果的です。
また、クリエイティブ制作の際には「英語」表記が必須になります。
シンガポール事情に明るい広告会社ならば、現地の文化やトレンドを押さえた提案が受けられるのです。
シンガポール進出の際には、シンガポール現地の事情に明るい広告会社を選びましょう。
CV(コンバージョン)までのストーリーを語れるかどうか
シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときの2つ目のポイントは、CV(コンバージョン)までのストーリーを語れるかどうかです。
コンバージョンとはデジタルマーケティングを行う上でのゴールになります。問い合わせだったり、希望しているページへの訪問だったり。
そのコンバージョンを獲得するには、クリエイティブの内容やユーザーの導線といった様々な工夫が必要になります。
コンバージョン獲得までのシナリオが描けないような広告会社では、プロモーションの成功は期待できません。
広告媒体の提案をするだけでなく、クリエイティブから顧客関係管理までのソリューションを提案してくれるような広告会社であれば信頼に値します。
シンガポール進出の際には、コンバージョンまでのストーリーを語れる広告会社を選びましょう。
広告会社なりのソリューションを提示してくれるかどうか
シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときの3つ目のポイントは、言いなりにならず広告会社なりのソリューションを提示してくれるかどうかです。
トレンドや状況によって、効果的な広告展開方法は変化します。
広告主の言いなりになって受け身の対応しかできない広告会社では、状況に合わせた適切な提案ができず、効果的な広告展開は期待できません。
受け身の対応ではなく、広告主にとって最適なソリューションを提案してくれる広告会社を選ぶことがポイントです。
広告主の言いなりにならず、独自のソリューションを提示してくれる広告会社を選びましょう。
常識にとらわれない提案ができるかどうか
シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときの4つ目のポイントは、常識にとらわれない提案ができるかどうかです。
プロモーション成功のためには、試行錯誤を繰り返して最適な広告展開方法を模索する必要があり、常識にとらわれない発想が求められます。
例えば、思うように成果が得られない場合、プロモーション手法ではなくWebサイトのコンテンツに改善点が見つかる場合もあるのです。
多角的な視点を持ち、広い視野で独自の提案ができる広告会社を選びましょう。
パートナーとして信頼できるかどうか
シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときの5つ目のポイントは、パートナーとして信頼できるかどうかです。
適当な運用をしたり、広告費の搾取に終始したりするような広告会社では、プロモーション成功までの道のりを共に歩むことはできません。
広告主の目標を自分のこととして捉え、一緒になって真剣に悩んでくれる広告会社を選ぶことが大切です。
例えば、メールのレスポンスが早い、わからないことを丁寧に説明してくれる誠実さがある、最初の段階でCPAの目標値を立ててくれるといったことがチェックポイントになります。
シンガポール進出の際には、パートナーとして信頼できる広告会社を選びましょう。
シンガポールの広告会社に依頼することのメリット・デメリット
シンガポール進出の際に、広告会社を選ぶときのポイントを見てきました。
ここでは、シンガポールの広告会社に依頼することのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット・デメリットを把握していれば、シンガポール進出のパートナーに値する適切な広告会社の選定に役立てることが可能です。
以下で、詳しく見ていきましょう。
メリット
シンガポールの広告会社に依頼することのメリットは、以下の2つです。
- シンガポール現地のトレンドに乗った効果的な施策が打てる
- 広告の成果集計など面倒な手間を省ける
順に見ていきましょう。
シンガポール現地のトレンドに乗った効果的な施策が打てる
シンガポールの広告会社に依頼するメリットの1つ目は、シンガポール現地のトレンドに乗った効果的な施策が打てることです。
シンガポールに拠点を有する広告会社であれば、現地のリアルな状況をタイムリーに把握できるため、トレンドを押さえたプロモーションが可能になります。
流行を肌で感じ取り、どんなクリエイティブが有効か、どの媒体で展開していくのが効果的かといった適切な提案をしてくれるのです。
例えば、シンガポールにおいてもっとも頻繁に利用されるソーシャルメディアで、広告媒体として有用性の高い「Facebook」を活用したプロモーションをサポートしてもらえます。
20代がメインターゲットであるならば「Instagram」、10代であれば「Tik tok」というように現地ではやっているSNSを提案できることもできます。
シンガポールの現地事情を常に把握している広告会社に依頼をすることで、トレンドを押さえた効果的な広告展開が可能です。
広告の成果集計など面倒な手間を省ける
シンガポールの広告会社に依頼するメリットの2つ目は、広告の成果集計など面倒な手間を省けることです。
広告の運用には、企画・成果集計・分析といったプロセスが必要であり、自社で運用する場合には時間や労力がかかります。
シンガポールの広告会社に依頼すれば、広告の運用を代行してもらえるため、成果集計などの面倒な手間を省くことが可能です。
シンガポールの広告会社に依頼することで、自社運用の場合に必要となる時間や労力を省くことが可能です。
デメリット
シンガポールの広告会社に依頼することのデメリットには、自社にノウハウが溜まりにくいことが挙げられます。
以下で、詳しく見ていきましょう。
自社にノウハウが溜まりにくい
シンガポールの広告会社に依頼した場合のデメリットは、自社にノウハウが溜まりにくいことです。
プロモーションを成功させるためには、PDCAを繰り返すことが必要になります。
自社で広告を運用した場合、PDCAを繰り返す中で成功事例や失敗事例が蓄積され、ノウハウとして溜まっていくのです。
しかし、広告会社に運用を代行してもらうことで、自社運用の場合に得られたはずのノウハウが溜まりにくくなってしまいます。
適当な運用をする広告会社に任せるのであれば、低予算からでも優良なサイトに広告を出稿できる「Google 広告」といった媒体を利用し、自社でノウハウを身につけた方が得策です。
自社に広告運用のノウハウが溜まりにくいことが、シンガポールの広告会社に依頼するデメリットとなります。
日系か外資・ローカル系か
シンガポールの広告代理店を日本人の目線から大きく分けると、日系(日本人がいる)の会社と、ローカル会社(日本語を話せる人がいない)の2種類があります。
もし読者が英語が話せるという方であればローカルの会社でもよいかもしれませんが、それでも仕事の進め方には慣れない点がいくつかあるかと思います。
例えば締め切りに対する考え方です。
日本であれば締切は守って当然かと思います。特に日本の広告代理店であれば深夜までかかってもクライアントへの締切は守るでしょう。
対してシンガポールの方々はどうでしょうか。
人にはよりますが、1日・2日遅れる事が度々あります。それはプライベートを優先していたり、残業をしないなどいくつか理由があるのですが、日本人と比較すると締切への管理は甘いでしょう。
また、クリエイティブ作成時にも困る場面があるかと思います。
クリエイティブの修正をする際は比較的アンニュイ(あいまい)な説明が多いかと思います。
日本語では表現しやすいけれど英語では説明しづらい場面がいくつかあるかと思います。
一方で、ローカル・外資系の広告代理店はクリエイティブ力に非常に凝っていたり、ローカルの気持ちを知っているのでそういう意味では日系よりも優位性があるかもしれません。
筆者がおすすめしたいのは、日本人がいる広告代理店です。
日本人がフロントに立って広告主の依頼を日本語で汲み取り、それを社内にいるローカルスタッフに伝えます。
ローカルスタッフはその戦略をローカルで展開する時のクリエイティブに落とし込み実行します。
日本人の営業がプロジェクトを管理しているので遅延することもありませんし、日本語でコミュニケーションができるため、スムーズに事が運ぶことが多いです。
【厳選5社】シンガポール進出時に頼れる広告会社はココ
ここまで、シンガポール進出の際に広告会社を選ぶときのポイントと、依頼することのメリット・デメリットを確認してきました。
ここでは、シンガポール進出時に頼れるオススメの広告会社を5社ご紹介します。広告の種類別に選ぶ会社は変わってきます。
- Traverse-Asia
- Vivid Creations
- DDB
- DOU Creations
- GroupM
オススメの広告会社を知れば、自社の目的に合った最適な広告会社を選ぶことが可能です。
以下で、順に詳しく見ていきましょう。
Traverse-Asia
Traverse-Asiaは海外プロモーションを全般に手掛けるマーケティング会社です。
中国地方・東南アジアを得意としており、マーケティングなどのプロモーションの他、Shopeeなどを活用した輸出サポートも手掛けています。
特徴
トラバースアジアの創業者達は特徴的でそれぞれが海外在住経験があります。
- シンガポールで5年間広告代理店でデジタルマーケティングに携わりシンガポールはもちろんのこと東南アジア全土のウェブプロモーション(インフルエンサー・広告配信)に携わってきた
- 自身で中国で会社を経営しつつ、同会社にも携わっている
- 中国の大学を卒業後、日本の大手総合広告代理店でプランナーとして活動し、シンガポールにも3年間の駐在経験がある
など、個人で独立して活動していたメンバーが一同に集まってできた会社です。
本社が日本のようですが、メンバーの全員が中国やシンガポールでマーケティングプロモーションをしていた経験を持つ、異色な会社です。
広告代理事業と呼ばれるシンガポールでのプロモーション、WEB広告、インフルエンサー広告のほか、自社で越境EC事業も行っています。
こんな人におすすめ
シンガポールでの広告配信やインフルエンサーなどは相談しても良いと思います。
シンガポールやマレーシアなど東南アジアでのGoogleやFacebookを活用した広告配信の実績も豊富です。
また、別事業で日本の商品をシンガポールに販売しているので、商品を海外に売りたいけど、物流・販売経路・カスタマーサポートなどどうしたら良いのかわからないなどの輸出関連の相談も可能です。
また次に紹介するVividCreations・DouCreationsとの協業経験があるため、いったんトラバースアジアに相談しつつ適宜必要なチームを構成していくというやり方もあるかと思います。
Vivid Creations
「Vivid Creations」は、シンガポールに拠点を置くPR会社です。
以下で、詳しくご紹介します。
特徴
Vivid Creationsは日系ではありますが、ローカル人材を多く保有しているPR会社で、シンガポール人の立場から、効果のあるPR手段を紹介してくれます。
イベントや展示会に強みを持ち、Covid-19を経てオンラインイベントの経験も豊富です。
日本の自治体の案件も豊富に持ち合わせています。
また、ローカルのデザイナーがいるため、シンガポール人の感性をベースにして素敵なデザインに仕上げてくれます。
こんな人にオススメ
イベントや展示会・オンラインイベントをしたい方におすすめです。
また、出版業界とのコネクションも広いため、多くのシンガポール人へ向けたプロモーションに役立ちます。
DDB Singapore
「DDB」は、グローバル展開しているネットワークエージェンシーの中で、最もクリエイティブなエージェンシーの一つとして評価されています。
世界90ヶ国以上の国々で13,000人以上のスタッフが活躍しており、2003年には、DDBがカンヌ国際賞50年の歴史の中で、最も多くの最優秀賞を受賞していることに対して特別賞が与えられました。
その中でもシンガポールはアジアのリージョナル拠点で、200人以上のメンバーが働いています。
シンガポールにある広告代理店の規模でもTOP3に入ります。
特徴
DDBはクリエイティブとソーシャルに強みを持つ会社です。
シンガポール航空のプロモーションを担当していたこともあり、クリエイティブ力、映像制作、そしてSNSを活用したキャンペーンアイデアの構想までどれをとっても一流です。
また、グローバルに拠点があるため、他国展開したい広告主にはおすすめです。
日本の東急エージェンシーと協業関係にあるため、日本語での対応も一部引き受ける事ができます。
こんな人にオススメ
シンガポール全土に対し、大きなキャンペーンを仕掛けていきたい方におすすめです。
DDBでは、上記他にイベントや展示会・CMなどほぼ全てを扱うことができます。
およそ日本の博報堂や電通と立ち位置は変わらないでしょう。
費用はそれなりに掛かるかとは思いますが、何をとってもハイクオリティーです。
DOU Creations
「DOU Creations」は、シンガポールにて海外と日本の事業展開を事業戦略から現場までトータルサポートするコンサルチームです。
以下で、詳しくご紹介します。
特徴
DOU Creationsは、広告会社というよりも、その上流の事業戦略を考えることのできるコンサルに近い会社です。
社長である吉地さんは数年前にシンガポールに駐在として来星し、グローバル企業にてアジアのマーケティングの全般の責任者として働いていました。
そして独立後、現在のDOU Creationsを創業しています。
こんな人にオススメ
マーケティングを行う以前にどのような戦略でシンガポール進出をするべきなのか方向性を決めたい方
アジア地域での事業拡大、世界展開可能なグローバル商品の開発を目指す企業にはぴったりでしょう。
東南アジア進出をご検討されているコンシューマー関連事業主様、日本のアニメやゲーム、雑誌をアジアでマネタイズしたいとご検討されているコンテンツホルダー様なども適しているかと思います。
DOU Creationsでデジタルマーケティング戦略を策定後、広告代理店に実際のオペレーションを頼むという会社もいます。
GroupM
「GroupM」は、世界最大のメディアコミュニケーション・エージェンシーです。
世界最大級の広告代理店グループ“WPP”の一員として、総合的なメディアプランニングおよびメディアバイイングを中核とした事業を展開し、取扱額と市場シェアは、世界中のほぼすべての主要マーケットと地域でトップに位置しています。
以下で、詳しくご紹介します。
特徴
クライアントのグローバルパートナーとして、世界各国のマーケットでグループエムの質の高いサービスを提供します。
グローバル化・ボーダレス化の進む世界を相手に高度で最新のプランニングノウハウをいち早く共有し、クライアントのあらゆるニーズに応える事をミッションとしています。
ユニークで才能あふれるエキスパート達がクライアントと一体になって課題解決に取り組むため、クオリティの高いサービスが提供できます。
こんな人にオススメ
完全外資系に代理店にプロモーションをお願いしたい方にオススメです。
GroupM JapanもありますがSingaporeは基本的にはローカル・及び外国人にて構成されています。
世界的な広告代理店とデジタルマーケティングを中心に大きな仕事がしたいという時は、こちらがおすすめです。
とりあえずシンガポールのマーケティングに詳しい人と話したい
いきなり代理店にお願いするよりも、まずは自分の悩みや課題をマーケティングのプロに聞いてもらい、どうすればよいか判断したいという方は、私の方で聞くことができます。
筆者はデジタル広告代理店に8年間勤めており、米国MBA卒業済みです。
また以下のサービスをクライアントに提供してきました。
- オンライン広告
- インフルエンサーキャンペーン
- マーケティング戦略&予算の策定
- プロジェクトマネジメント
- 経営コンサル
コンサルサービスは企業を通さず個人で行っておりますので、カジュアルに相談したい方は問い合わせよりご連絡ください。
最後に
いかがだったでしょうか。
日本同様、シンガポールや東南アジアにはいろいろな広告代理店やコンサルがいます。
シンガポール進出をする際にどういうチャネルを使えばいいか迷ってしまうかとは思いますが、いざきまったら専門性の高い会社にお願いすることをおすすめします。
では。