昨今のトレンドであるインフルエンサーについて、解説していきます。
目次
そもそもインフルエンサーとは何?
インフルエンサーとは、KOL(KeyOpinionLeader)とも良い、あるカテゴリにおいて、フォロワーを多く持ち、発信力がある人の総称です。
今話題のYoutuberも、インフルエンサーと言えばインフルエンサーですし、ホリエモンやメンタリストのDaigoさんなんかもインフルエンサーです。
もともと、有名人=芸能人であり、テレビに出演している方々のみが発信力を持っている時代が2015年くらいまで。SNS(YoutubeやInstagram)の台頭によって、一般の個人アカウントでもフォロワーを多ち、発信力を持つようになりました。そこに目をつけた広告主が、「お金を払う代わりにうちの商品を投稿して」と言って商品を紹介し始めたのがインフルエンサーマーケティングの始まりです。だんだんと多くフォロワーを持つ方々が増えていき、インフルエンサーと称され、企業も広告や動画作成にかけるお金の代わりに、インフルエンサーに商品を紹介してもらって、その対価としてお金を渡すようになりました。
今のようなInstagramやYoutubeが出てくる前は、アメブロなどのブロガーがインフルエンサーの全身だったといえます。
インフルエンサーにも得意なSNSがあり、InstagramやYoutube(こちらはYoutuberとも呼んだりしています)で活躍している人もいれば、Tik tokやイチナナなど別のSNSツールで活躍しているしている人もいますが、全員インフルエンサーです。
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングの概要
先程も出てきましたが、インフルエンサーマーケティングとは、企業や広告主がCMや広告を作成して配信するインターネット広告の代わりに、発信力を持つ方を起用してSNSを通じて実施する一種の広告活動になります。口コミを作るという目的で実施するパターンが多いです。昨今、広告は一般消費者に毛嫌いされつつあるなかで、商品をなんとかユーザーに知ってもらい、それもポジティブな印象で。という時にインフルエンサーマーケティングは効果を発揮します。
その市場規模は成長し続けており、2030年には1,000億円まで達すると言われています。
インフルエンサーのメリットとして
- インフルエンサーのファンに訴求するため、的確なターゲティングができる
- SNSを通してさらなる口コミと拡散が期待できる
- 口コミの側面が強いため、一般企業広告よりも広告臭が少なく受け入れられやすい
- ネット上の活動のため、データを取得して効果分析がしやすい
があるかと思います。
インフルエンサーの種類
インフルエンサーにも種類があり以下がその表です。
属性の名前自体は色々ありますが、KPI(目的)が使用する人によって異なるという点があります。セレブリティを使用すれば認知拡大につながる一方で、獲得までは結びつかないケースがあります。一方、マイクロやナノインフルエンサーを使用すると商品獲得を促すと言われています。
インフルエンサーマーケティングの使用SNSは?
インフルエンサーといってもいろいろなSNSを持っています。一つだけを持っている方もいればいろんなプラットフォームで活動している方もいます。
Instagram(インスタグラム)
最も活用されているプラットフォームです。インスタグラムで活躍しているインフルエンサーの事をインスタグラマーとも言います。主にライフスタイル系や美容系の投稿をしているインフルエンサーが多いです。
IG投稿は静止画・動画の2つから選ぶことができ、IG ストーリーも静止画・動画から選ぶことができます。唯一の欠点としては、IG 投稿の場合、投稿分にURLを付けてもクリックできない点にあります。LPに遷移させたいという目的なのにクリックできないと意味ないですよね。そんなときはIGストーリーにURLを付けて投稿するのですが、その機能はフォロワー1万人以上から使用する事ができます。
Youtube(ユーチューブ)
動画投稿サイトプラットフォームです。Youtubeで活躍しているインフルエンサーをユーチューバーと言います。
動画プラットフォームなので、投稿内容も動画になります。Instagramよりも、より製品の事を伝えることができる一方で、長尺の動画になるためインフルエンサーに支払う金額が多くなる傾向にあります。
Twitter(ツイッター)
あまりTwitterのみを主戦場として活躍している方は多くはありませんが、リツイートを狙ったりバズったりしてほしい時にTwitterアカウントを持っているインフルエンサーに対して投稿をお願いしたりします。最近だと、InstagramやYoutubeで力をつけた方が使用している印象を受けています。
Tik tok(ティックトック)
短尺の動画投稿アプリです。主に10代・20代から強烈な支持を受けています。使用ユーザーも若い年齢の方が多いため、インフルエンサーも高校生だったりしています。そのような若年層を狙った広告主が最近使用されています。
17LIVE(イチナナ)
ライブ配信プラットフォームです。年齢層は若めが多いです。
ライブ配信なので、広告主の投稿の時も生配信というのが特徴です。
インフルエンサーマーケティングの費用は?
これは価格によってまちまちですが、例えば日本だとフォロワー1人につき2円〜3円×フォロワー数がインスタグラムの1投稿あたりの金額だったりします。
フォロワーが2万人のインフルエンサーの1投稿が20,000×2.5円=5万円という感じですね。
これは国やプラットフォーム、そして実施内容によって異なります。
例えば、イベントに登壇してもらうのにいくら、撮影モデルとして2泊3日シンガポールに滞在していくらなどやることに応じて金額は変わります。
次回はもう少し実例を添えながら、インフルエンサーマーケティング実施時のポイントや気をつけたほうがいい点について解説していきたいと思います。
では。
【実践編】インフルエンサーマーケティングについて