圧倒的な利用率と控えめの予算が魅力!台湾ではFacebook広告がオススメ

台湾でFacebook広告を打とうとお考えでしょうか。

万国共通のプラットフォームであるFacebookですが、実は台湾ならではの注意事項もあります。

注意事項を押さえないと、効果の出る広告が打てない、または効果が正当に評価できない可能性も。

そこで本記事では、まずFacebook広告が有効である背景と成功事例を説明したうえで、注意事項を紹介します。

本記事を読めば、Facebook広告の有効性が納得でき、注意事項も押さえられるので、台湾でFacebook広告を打つ具体的なイメージが掴むことが可能です。

Facebook広告を使って、台湾での売り上げアップを狙いましょう。

まずは台湾の広告事情を押さえましょう

まずは台湾の広告事情を押さえましょう

はじめに、台湾における広告事情の概要を押さえることが大切です。

台湾の広告事情の全体感を掴むことで広告のトレンドがわかり、効果的な広告を打つことができます。

台湾では、広告市場規模は小規模なものの、インターネット広告が伸びているのです。

以下で、詳しく見ていきます。

台湾の広告市場規模

台湾の広告市場規模

台湾の広告市場規模は日本と比べて小規模です。

台湾ラボによると、 2014年の台湾の広告市場は前年比104%で3,954億円でした。

対して同年の日本の広告市場は、電通によると6兆1,522億円なので台湾の広告市場は日本の6.4%程度となります。

なお、世界経済のネタ帳によると、 2014年の台湾における名目GDPは61兆3,496億円、日本における名目GDPは513兆8,760億円です。

名目GDPに対する広告費の比率で見ると、台湾は0.6%、日本は1.2%。

台湾の広告市場規模は、日本と比較して金額ベースでも、対名目GDP比率でも小規模といえるのです。

台湾のインターネット広告市場規模

台湾のインターネット広告市場規模

台湾のインターネット広告規模は小規模ですが、日本以上のスピードで成長しています。

台湾ラボによると、台湾における2015年のインターネット広告市場規模は639億円でした。

電通によると日本は同年で11,594億円ですので、金額ベースで台湾のインターネット広告市場規模は日本の5.5%程度になります。

ですが、成長率を見ると台湾は日本を大きく凌駕しているのです。

台湾ラボによると、台湾のインターネット広告市場規模は2013年から2015年にかけて、前年比117.9%、118.3%、119.6%と毎年2割近くの成長を見せています。

2014年における台湾の広告市場全体は前年比104%でしたが、内訳としてはテレビなどの伝統的な媒体は減少し、展覧会とインターネット広告のみが伸びているのです。

対して日本は成長こそしているものの、同じく2013年から2015年で前年比108.1%、112.1%、110.2%と1割程度の成長率です。

台湾のインターネット広告市場規模は、小規模ながらに成長を続けています。

台湾でFacebook広告は有効!Facebook社も注目する理由は?

台湾でFacebook広告は有効!Facebook社も注目する理由は?

台湾でFacebook広告を打つことはオススメできます。

一般論ではなく本当に自分のビジネスにFacebook広告が有効かどうかを判断するため、理由を押さえることは大切です。

理由は以下の2つ。

理由①:台湾で人気のSNSはFacebook

理由②:予算を抑えられるので中小企業に適している

それぞれ、見ていきましょう。

理由①:台湾で人気のSNSはFacebook

理由①:台湾で人気のSNSはFacebook

台湾でもっとも人気のあるSNSはFacebookです。

Forbesによると、インターネットユーザーの97%がFacebookを利用しており、Facebook社は台湾を重要なマーケットと捉えています。

また、We Are SocialがSlideShareに投稿したデータによると、Facebookと連動しているチャットアプリであるMessengerは、チャットアプリの中で2番目に人気です。

加えて、Facebookは利用率のみでなく利用頻度も高く、動脳brainによると18~54歳の台湾人ユーザーはFacebook系のサービスを1日平均18.5回利用します。

実際に、台北のマーケットリサーチャーのShirley Tsai氏も「Facebookは現地及び海外の顧客を集めるのに最適なデジタルチャネルの一つである」と言っています。

台湾において、Facebookは台湾でもっとも人気のあるSNSで利用者も利用頻度も高いため、Facebook広告は多くの潜在的顧客の目に触れることができ、有効と言えるのです。

理由②:予算を抑えられるので中小企業に適している

理由②:予算を抑えられるので中小企業に適している

Facebookは低予算から広告を打てるため、中小企業の広告に適しています。

中小企業では予算が潤沢にあるとは限らないため、広告費を押さえられるのはうれしいポイント。

Facebook businessページによると 、予算の上限をはキャンペーン費用の上限とアカウントの上限の2種類が設定でき、予算超過を防ぐことができるのです。

また、予算を設定していたとしても実際に請求されるのは実際に消費された分のみ。

費用の上限まで広告を出すために、ターゲット外のユーザーにも広告が表示される、といったことはありません。

Facebook広告は、予算を抑えて打つことができるため、中小企業にオススメできるのです。

台湾でのFacebook広告成功事例を紹介

台湾でのFacebook広告成功事例を紹介

Facebookの有効性についてご紹介してきました。

ここでは、台湾で実際にFacebook広告で成功を収めた日本企業の例を見ていきましょう。

実際に成果を上げている日本企業を知ることで、台湾でFacebook広告を出稿するときのポイントを具体的にイメージできるようになります。

それでは見ていきましょう。

北の達人コーポレーション

北の達人コーポレーション

北の達人コーポレーションとは、健康食品や化粧品をEコマースに特化販売している、北海道に本社を構える会社です。

台湾のFacebookユーザーに向けて北海道の魅力を発信し、ファンを増やすことに成功しました。

マイナビによると、同社は北海道の会社という立場を活かし、Facebook公式ファンページよりメルマガ感覚で北海道の魅力を発信。

台湾では雪が降らないため、雪の写真の投稿にはリアクションが多く寄せられました。

ファンページからの投稿でファンを増やすことに加えて、Facebookは細やかなターゲティングで広告出稿ができるため、ユーザーからは良い反応が返ってくるのです。

このように、北の達人コーポレーションは北海道独自の魅力を発信することで台湾のファンを増やしています。

台湾でのFacebook広告を展開するときのポイントを解説!

台湾でのFacebook広告を展開するときのポイントを解説!

実際に、あなたの会社が台湾でFacebook広告を展開するときにはどのようなポイントを押さえたら良いか、ポイントを2つご紹介します。

ポイントは以下の2つです。

・日本ならではの魅力を発信

・投票機能を使う

ポイントを知らず打つと機会損失にも繋がるので、しっかり確認しましょう。

ポイント①:日本ならではの魅力を発信

ポイント①:日本ならではの魅力を発信

台湾でFacebook広告を打つ際は、日本ならではの魅力を発信すると効果的です。

台湾では日本のイメージが良いため、日本の魅力を発信することでブランドイメージが上がることが期待できます。

前述の北の達人コーポレーションも、北海道の会社であることを活かし、北海道の観光情報や写真を投稿することで台湾のファンを増やしました。

Yahoo!ニュースによると、2018年に台湾で行われた世論調査で「日本がもっとも好きな国」と回答した人は59%で、過去最高の結果です。

2位以下は中国で8%、アメリカで4%なので、日本は大差での1位となります。

台湾では日本のイメージが良いため、魅力を活かした広告や公式ページの活用をするのは効果的と言えるのです。

ポイント②:投票機能を使う

ポイント②:投票機能を使う

台湾では、Facebookの投票機能が人気です。

Business support Fukuokaのレポートによると、あるピザ屋はFacebookの投票機能を使って、ユーザーに生地、ソース、具材の好きな組み合わせ選んでもらうキャンペーンを実施。

そして、一番人気の組み合わせを実際に店頭販売し話題となりました。

投票機能は商用目的以外でも使われており、好きなアニメのキャラクター投票、好きな俳優投票、政治の意見投票など、様々なアカウントがバリエーションに富んだ投票を募っています。

そして、いずれもコメントやシェアといったリアクションが多いのが特徴です。

ですが投票機能はライブで行うため、通常の投稿とは異なり、投票期間が過ぎるとハイスピードでシェアされるようなブーム状態は収束する点は押さえておきましょう。

台湾では、多くのリアクションが期待できる投票機能を使ってみるのがオススメです。

要注意!台湾でFacebook広告を打つ時に気を付けるべきこと

要注意!台湾でFacebook広告を打つ時に気を付けるべきこと

台湾でFacebook広告を打つに当たって台湾ならではの注意点があるため、日本と同じ感覚で広告出稿するのは危険と言えます。

要注意事項は以下の2つです。

・言語は繁体中国語にする

・スクショでシェア?直接的な結果以外にも目を向ける

それぞれ、見ていきましょう。

言語は繁体中国語にする

言語は繁体中国語にする

台湾でのFacebook広告や企業ページ投稿の言語は、繁体中国語にしましょう。

中国語の文字には、繁体字と簡体字という異なる文字が存在するため、台湾で使用されている繁体字にするよう注意が必要なのです。

繁体字は台湾、香港、マカオで使用されており、簡体字は中国本土やシンガポールで使用されている文字。

文字通り、繁体字の方が複雑で簡体字は簡略化された漢字が多いのが特徴です。

例えば、「歓迎」という言葉は繁体字では「歡迎」、簡体字では「欢迎」と書きます。

Arc communicationsによると、歴史的には以前は全て繁体字でしたが、中華人民共和国の成立後に国全体として文字を普及させる際、繁体字は複雑で覚えにくいため普及が難しいという難点がありました。

そこで普及したのが簡体字です。

そのため、中華人民共和国成立とは別の歴史を歩んできた台湾では簡体字に変化することなく、従来の繁体字が使われています。

台湾でFacebook広告を打つ際は、台湾、中国、日本で使われている漢字はそれぞれ異なるということを押さえて、繁体字で投稿することが大切です。

スクショでシェア?直接的な結果以外にも目を向ける

スクショでシェア?直接的な結果以外にも目を向ける

台湾でFacebook広告を打つ際は、広告効果が表れるのはリアクション数などといった直接的な数字のみではないと押さえておきましょう。

Facebookの広告や投稿を「シェア」といえばFacebook上で直接リポストする形のシェアを思い浮かべますが、若年層はそれ以外の方法でシェアすることがあるからです。

Forbesによると台湾のインターネットユーザーの97%がFacebookを利用しており、つまりFacebookは若年層のみでなく、親世代、祖父母世代にも使われている傾向にあります。

そのため、台湾ではFacebookの友達が同年代の友達に限らず家族も含まれていることが多く、親に友達とのカジュアルなやり取りを見られたくないという思いから、若年層がFacebook上で直接シェアする回数が減っているのです。

なので台湾の若年層は、スクリーンショットを撮ってLINEやInstagram等といった別の手段でシェアすることがあります。

あいにく、スクリーンショットを撮るというユーザーの行動はFacebookで検知、集計されないため、Facebookのインサイトデータには反映されないユーザーアクションがあるということなのです。

最後に

いかがだったでしょうか。

台湾ではFacebookが圧倒的な利用率を誇っており、Facebook広告を打つことは有効です。

また、予算を抑えて広告出稿できるため、中小企業に特にオススメできます。

台湾でFacebook広告を打つ際は、文字は繁体字にする、スクショでシェアされる場合があるなど、台湾特有の注意事項を押さえておきましょう。

では。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です