海外転職を検討中でしょうか。
海外勤務はキャリアの中で一度は経験してみたいですよね。今回は20代の方に特におすすめしたい、海外勤務・海外駐在に強い転職エージェントを10社紹介したいと思います。
目次
20代におすすめの海外勤務・海外駐在に強い転職エージェントとは
そもそもどのような点において海外転職・海外駐在に強い転職エージェントと言えるのか、そして20代におすすめとしているのかお伝えします。
以下がその基準になります。
1. 専門性と実績
多くのエージェントが国内外両方の求人を扱いますが、海外求人に精通しているエージェントは、ビザや現地の労働法などに関するサポートも提供してくれるため非常に有益です。
実績が豊富であれば、過去にどのようなポジションを成功させているか、どの国への転職に強いかを具体的に確認しましょう。また、扱っているポジションが管理職なのか、プレイヤー職も紹介しているのかも確認することが大事です。
2. 国や業界ごとの専門性
転職を希望している国や地域に精通したエージェントを選ぶことが大切です。特定の国や地域の求人を強く取り扱っているエージェントであれば、その国での求職活動に特化したアドバイスをもらえるでしょう。
さらに、業界に特化しているエージェントもあります。例えば、ITや金融、マーケティング、エンジニアリングなどの専門分野に強いエージェントは、特定業界でのスキルマッチングが優れている可能性があります。
3. 利用者の評判や口コミ
実際にそのエージェントを利用した人の評判や口コミを確認するのは有効です。口コミサイトやSNS、LinkedInなどで、利用者の声を調べ、サービスの質や信頼性を把握しましょう。
特に、希望する地域での転職サポートが実際にどれくらい手厚いか、タイムリーにサポートが受けられるかなどを確認することが重要です。
4. 非公開求人の取り扱い
大手の転職エージェントは、一般に公開されない非公開求人を多数取り扱っています。特に競争率の高いポジションや企業の求人は、非公開のまま募集されることが多いため、エージェントの利用によってこれらの求人にアクセスできるかが重要です。
5. 面接対策や履歴書・職務経歴書の添削サポート
国によって面接のスタイルや履歴書のフォーマットは異なります。現地の文化や習慣に合わせた面接対策や書類添削を行ってくれるエージェントは、転職成功の可能性を大きく引き上げます。
20代におすすめの海外勤務・海外駐在に強い転職エージェント
それでは、実際に転職エージェントを紹介していきます。
MWH HR Products
MWHは三井物産グループの転職エージェントになります。
この会社は2023年10月に2社が合併してできた会社でそのうちの1社はAIMSインターナショナルジャパン株式会社という、世界50ヶ国以上に80ヶ所以上の拠点がありグローバル人材採用に強い転職エージェントでした。
この会社はエグゼクティブ・サーチと呼ばれる上級管理職や専門職のヘッドハンティングを行う会社である一方で、グローバル人材の転職支援も行っています。
得意とする職種や地域
扱っている職種は金融とコンサルになります。
それぞれの分野で専門のエージェントが企業からの人材の要求に対し最適な人をヘッドハンティングしています。
もし金融業界やコンサル業界で転職を検討している方であればぜひおすすめしたい1社になります。
親会社が三井物産という超大手企業なので取引先も多く、それらの転職支援を行っていると想定すると非常に求人数が多いことが予想できます。物産の求人もあるかもしれませんね。
UZUZ
UZUZは20代の第二新卒に特化した転職エージェントになります。第二新卒なのでまだまだ専門性があるわけではありませんが、一方でポテンシャル採用のような形での求人を多く扱っているエージェントにああります。
特徴的なので書類の選考通過率が87%と高いことが特徴です。
得意とする職種や地域
UZUZはIT系の求人を得意としています。営業やエンジニア、カスタマーサポートなどIT系と一口に言っても多くの職種があります。
海外で働きたい20代でIT系に興味があるかたは検討してもよいかと思います。
LHH(アデコグループ)
LLHはアデコグループという世界でも有数の大型転職エージェントグループが作った転職エージェントです。外資系転職エージェントのような、外資系企業の紹介力にも長けています。
アデコグループは世界に多くの支社を構えているで、国内の転職エージェントと異なり海外のネットワークが強いというのが特徴です。
そしてオフィスは日本にあるため、日系企業が海外に進出する際の採用サポートなどを得意としています。
得意とする職種や地域
コンサル、IT、営業など20代でも実践力がつく職種を中心に紹介が可能です。
彼らのウェブサイトでのアピールしている通り、国内外資問わず大手企業の転職を支援しています。
営業やマーケティングはもちろんなのですが、製薬系企業の求人も強いのが特徴です。
ビズリーチ
ビズリーチは転職を検討している人であればご存知の方が多いかと思いますが、大手転職サイトになります。
履歴書と希望条件を登録しておくだけで転職エージェントや企業からヘッドハンティングが届きます。
得意とする職種や地域
ビズリーチは様々な転職エージェントが使用するため、得意とする職種はほぼすべてと言えるでしょう。そして地域についても同様で、アジアやヨーロッパ、アメリカなど主要都市の求人はあると思います。もちろん地域によって職種は限られるかと思いますが。
おすすめはどこか気になる転職エージェントに登録しつつ、ビズリーチにも登録してスカウトを待っておくという方法です。
Assign Agent
Assign Agentは20代のハイクラス転職に特化した転職エージェントになります。
得意とする職種や地域
扱っている企業は主に日系の大手企業になります。その中でも20代でも活躍できるような裁量権を持って仕事ができそうな企業が多いように見受けられます。
NTT、楽天、電通、BCG,HITACHI、SANSAN、PWCあたりは部署やプロジェクトによっては海外赴任が恒常的に行われています。
職種としては営業や企画、マーケティングやコンサル、そして経理(ファイナンス)あたりになります。
マーズキャリア
マーズキャリアは営業職に特化した転職エージェントになります。
履歴書の添削から、最大の5回の面接対策というようにサポートが充実していることが特徴です。
得意とする職種や地域
冒頭に記載した通り、営業職を専門としています。
ただ営業ってどの業界でもいるため業界は幅広いかと思いますし、対象としている地域も幅広いかと思います。
特に海外の現地法人は営業職を特に欲しているような企業が多いため、営業という職種で海外勤務を狙っている方にはおすすめの転職エージェントになります。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは海外にも多くの支社を持つ老舗の大手転職エージェントになります。
ハイクラス転職を得意としており、管理職や専門職の紹介を得意としています。
得意とする職種や地域
JACリクルートメントはアメリカやアジア、オーストラリアなど幅広く案件を扱っています。
職種は管理職は一般的にハイクラス転職と呼ばれるような紹介を得意としています。ですので20代の方が応募できるような仕事はそこまで多くはないかもしれませんが、良質な案件があるのは間違いないでしょう。
Beyond Border
Beyond Borderは、帰国子女やハーフを含む”海外経験者”専門の転職エージェントです。
留学など海外経験を通し身につけた語学力やグローバルに対応できる柔軟性を仕事で活かすことが出来ず悩まれている方や、グローバルな環境に身を置きたい方向けの転職エージェントになります。
一般的な国内の転職エージェントと異なり、そもそも候補者を留学など海外経験者に絞っているため、クライアントである企業も安心して海外勤務系のグローバル案件をこのエージェントに紹介してくれるのでしょう。
なかなかおもしろいコンセプトの転職エージェントです。利用者は20代前半から30代前半になります。
得意とする職種や地域
IT業界、メーカー、人材・教育、旅行、商社、コンサル系が多いです。どれも海外のプロジェクトや現地法人を構えている業界ですね。
保有している求人自体がグローバル案件が多いはずなので海外勤務や外資系企業への転職を検討しているのであればぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
保有案件数は多くないかもしれませんが、きっとグローバル案件を紹介してくれるのでしょう。
RGF
RGFはリクルートグループの海外版の転職エージェントです。主に現地採用をメインとした求人を扱っています。
RGFで働いているエージェントは若い方が多く20代の同世代が多いです。
得意とする職種や地域
リクルートという大きなネットワークを活用することで、RGFは比較的どの職種でも扱っています。一方で現地採用が基本となるため、海外駐在という形で行くのはいささか厳しいかもしれません。
地域としては東南アジアが得意としております。現地採用でも海外で働ければ良いという方にはおすすめです。
リーラコーエン
リーラコーエンはネオキャリアという転職エージェントの海外版のエージェントになります。働いているエージェントのほとんどが20代なので職探し以外に現地の様子や住宅状況のアドバイスももらえるでしょう。
得意とする職種や地域
リーラコーエンは東南アジアに拠点を多く構えており、特にシンガポールやタイでの活動が強い傾向にあります。
20代の求人数は多い一方で、また紹介してもらえる案件のほとんどが現地採用を前提とした求人だと思うので駐在を希望するのであれば避けたほうが無難でしょう。
海外転職を進めるうえでのポイント
続いて、20代の方が海外転職を進めるうえでのポイントをいくつか紹介します。
国内での転職とは異なり海外転職は難易度が高くなります。特にどういう点を重視すべきなのかポイントを抑えておくことで転職活動をスムーズに進めることができるでしょう。
柔軟性と学習意欲をアピール
20代はまだ経験が浅い一方で、新しい環境や技術に柔軟に対応できる点が強みです。
特に海外では、新しい文化や職場環境に順応する能力が求められるため、履歴書のアピール欄や面接では学習意欲や順応力を強調しましょう。
語学力の強化
言語は国際的なキャリアにおいて非常に重要です。
英語が標準ですが、赴任先の国の言語も学んでおくとアピールポイントになります。語学力を示す証明書や実績があると、さらに信頼性が高まるでしょう。
結局は話せないと仕事においては通用しませんが、就職活動という面においてはTOEICの点数はアピールポイントにはなります。
市場や業界に特化した知識の強化
海外のマーケットや業界動向に関する知識を積極的に学びましょう。
これにより、自分がその地域でどのように価値を提供できるかを明確に示すことができ、経験不足を補うことが可能です。面接のフリーディスカッションのときに役に立つでしょう。
ネットワーキングの活用
海外転職の場合、現地の人脈が重要な場合が多いです。転職エージェントを活用するだけでなく、LinkedInや専門的なコミュニティに参加し、業界関係者や現地で働く人とのつながりを作りましょう。
これにより、現地の求人情報や転職のプロセスについての情報を得ることができます。
インターンや短期経験を活用
長期的な実務経験が不足している場合、インターンシップや短期プロジェクトを通じて実績を積み、スキルを証明しましょう。これにより、若手としての成長意欲と実績を示すことができます。
ポータブルスキル(応用可能なスキル)の強化
ITスキルやプロジェクト管理、デジタルマーケティングなど、国や業界を問わず活かせるポータブルスキルを習得・強化しましょう。
これらは、転職先が変わっても価値を発揮できるため、経験値が浅くても強いアピールポイントとなります。自分が行っている業務が、他の会社に行っても通用するのかという市場価値を常に意識しましょう。
異文化理解の強調
文化的な多様性を理解し、それに対応できる能力は海外勤務で重要です。
過去の留学経験や旅行、異文化の人々と協働した経験などがあれば、それを活用し、異文化適応力をアピールしましょう。
早期キャリア形成を考慮したポジション選び
20代の場合、長期的なキャリアパスを見据えてポジションや企業を選ぶことが重要です。
転職後にどのようにキャリアが発展するかを考え、専門性を高められる環境かどうかを判断しましょう。
20代におすすめの海外勤務・海外駐在に強い転職エージェント|まとめ
いかがだったでしょうか。
20代におすすめの海外勤務・海外駐在に強い転職エージェントを10社紹介してみました。
海外勤務は人生のキャリアの中で必ず有効になるはずですし、何よりエキサイティングで楽しいです。ぜひ皆さんにぴったりのエージェントと共に転職活動を成功させましょう!
20代に限らず海外勤務・駐在におすすめの転職エージェントや国内の外資系企業の転職に強い転職エージェントも紹介していますので興味があればご覧ください。