海外勤務を希望しているでしょうか?
海外勤務には興味があるけれど実際にどういう事が待ち受けているか具体的に知りたい方でしょうか。
筆者は東京の新卒で3年間働いた後に5年間海外で勤務をしてきました。
そこで今回は筆者が思う海外勤務のメリット・デメリットについてご説明いたします。
目次
海外勤務のメリット・デメリットについて
メリットデメリットについてご説明するにあたり、2つの種類をご説明いたします。
メリット・デメリットそれぞれ仕事面において、そしてプライベート面の2軸が考えられます。自分は主にどちらを気にしているのか考えなら見てみてください。
海外勤務のメリット・デメリットについて|メリット編
給料UPの可能性がある
現在もらっている日本の給料よりも上がる可能性があります。
例えばシンガポールであれば平均でも50万円以上ですし、みなさんが物価が安いと感じているタイであっても日本よりも高い給料で働いている日本人は多くいます。
もちろん、駐在として海外へ行けばもらえる金額は跳ね上がります。
業界によって異なりますが、例えば金融であれば数年いるだけで貯金ベースは数千万円は貯めることができます。
また、現在は円安です。海外で働いて外貨で給料をもらっているだけで日本円に直すと数年前の1.3倍くらいになっています。
英語が上達する
海外で働くという事は、英語を使って仕事をすることになります。
もちろん日本語を使う職業の方もいると思いますし、国によっては中国語を使うエリアをあるかと思いますが、それでも同僚とのコミュニケーションや日常でのコミュニケーションは基本的には英語を使うことになります。
日本で英会話レッスンや英語の勉強をするのとはわけが違い、段違いに英語を話す機会が増えるので英語の力も成長します。
ちなみに、外国語を学ぶには外国人を恋人にするのが手っ取り早いです。成長スピードが桁違いです。
外国人の同僚・友達が増える
日本にいたころは日本の友達がほとんどだったかと思いますが、海外で生活するとその国の人はもちろんのこと、海外から働きに来ている外国人とも知り合うことができます。
そういう友達と一緒に旅行に行ったり、お互いの国へ遊びに行ったりと日本にいるときでは会えない繋がりを得ることができます。また日本人特有の村八分などなく、お互い違いを認めあってコミュニケーションをしているので話していて気持ちがいいです。
海外の人脈が増える
海外で働いているのでもちろん現地の国や外国人とのネットワークができます。
そういった繋がりは後に自分が転職するときや、別に国へ仕事を探したりするときに役立つでしょう。
日本の規則に縛られる必要がない
日本のいわゆるザ・日系企業で働いていると、上司のお膳立てをしたり、慣習に縛られたり、知らず知らずのうちに“こうあるべきだ”という固定概念で動いている事があります。中で働いていると気がつきませんが、変な文化に縛られている事が多いです。
一度海外で生活してみると、“もっと自由に生きていいんだ“という意識になり、肩の力が降りる感覚があります。
不必要な飲み会に行く必要が無い
昨今はコロナの影響もあり、いわゆる飲み会は少なくなっているかもしれませんが、日本に住んでいると友人からの飲みのお誘い、同僚・上司からのご飯のお誘い、知り合いからのお茶のお誘いなど何かと人付き合いに時間がかかってしまう事があるかと思います。
外国に住んでみると、そういったちょっとしたお誘いの数が減って自分の為に使える時間が増えます。
もちろん現地で知り合った人と食事に行くことはありますが、日本みたいにダラダラと会うのではなく1次会で終わることがほとんどです。
日本に帰国したときの転職が有利になる
将来的に日本に帰国する事がある場合、一度海外で働いているとグローバル人材として重宝されますし、日本だけで働いている人とは異なるポジションを紹介されやすくなります。
具体的には給料が高くなるケースが多いですし、英語を使って他国のチームと一緒に仕事をすることになります。
海外勤務のメリットデメリットについて|デメリット編
続いて、筆者が思う海外勤務のデメリットについて紹介していきます。
出会いの経験が減る
現地で出会うという意味では出会える機会は減らないのですが、例えば“日本人“と限定すると、日本にいるときのほうが出会える確率は当たり前ですが上がります。
現在はマッチングアプリがかなり浸透していますし出会える確率は上がったかもしれません。
ただ、現地の人ならまだしもその国に来ている外国人の場合、お互い働きにその国に来ているためゆくゆくは”帰国する”という選択肢が常について回ります。なので将来的な計画が立てにくいという意味では日本だけで生活しているカップルの方が優位です。
また、国と性別によっても出会える確率は異なります。日本人女性であればおよそどこの国でもモテますが、男性(アジア人男性)はなかなかハードな場面もあります。
給料が下がる可能性がある
ベトナム、フィリピンなどまだ日本よりも平均GDPが低い国へ行ってしまうと、日本でもらっていた給料の方が高いというケースがあります。
それでもその国で生活する分には十分ですし、ローカルの人々と比較すると高いのですが、それでも日本に一時帰国したときにお金が足りないというケースがあります。
給料はそこそこだけど生活費が低い国へ行くか、給料も高いけど生活費も高い国へ行くか、判断が分かれるところです。
海外勤務のメリットとデメリットについて
いかがだったでしょうか。
海外勤務のメリット・デメリットを紹介しました。
忖度なしにメリットデメリットを挙げてみましたが、メリットの方が多いかと思います。
筆者の意見として、海外で働いてみるという経験は人生のうちに一度は経験してみても良いかと思います。視野が広がりますし、日本よりも労働時間が短くなるのに給料が上がります。
もちろん、経験面という意味でも日本だけで働くよりも多方面で濃く経験できるでしょう。
一方、婚期が遅れてしまうのは周りを見ているとあるかもしれませんが、現地で見つけるという方は問題ないかと。
少しでも参考になれば幸いです。